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日本人と香り

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わたしが今、この記事を書いているパソコンのすぐ横に、このバラがあります。

夫が庭で育てているツルバラで、いま、満開なのです。

とてもいい香りがするので、家の中にたくさん飾ります。

部屋中にフレッシュなバラの香りがふくらんでいます。

 

今日は、香りの話しです。

先日、トイレの芳香剤を買いました。

海外の人たちのために、一応、パッケージの言葉を書くと・・・

・トイレ用の芳香剤

・リラックス アップルの香り

・香りのオイルが60日間長続き

とあります。

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パッケージを開けると、密封された香りのオイルと、

それをセットする本体が入っています。 値段は400円くらい。

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オイルを本体にセットするとカチッと音がして、はじめて開封され、

その時点で香り始めます。そして60日間でオイルが無くなっていく・・・というわけ。

 

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本体は手のひらほどの大きさで、60日後には、

別売りされているオイルのカートリッジだけ替えればいいのです。

 

とても便利ですが、なんだか、このチマチマした感じがいかにも日本人的だな~

海外ではトイレにどんな芳香剤を使うのでしょう?

それとも、使いませんか?

 

 

小さい頃の記憶では、

日本でトイレの芳香剤といえば、ほとんどが「金木犀の香り」だったと思います。

むかし、トイレは「かわや」などと呼ばれ、

母屋とは別の場所に小さく建てられていました。

その横には匂い消しとして、香りの強い花を咲かせる金木犀が植えられたのです。

トイレの芳香剤といえば、やっぱり金木犀の香りでしょう・・という発想から、

一昔前の芳香剤は金木犀ばかりでした。    

  

 

                               金木犀の木 ↓kaori 6.jpg

あまりにもトイレと金木犀の香りが結びついているため、

逆にトイレや部屋に金木犀の香りを置きたくないという人も多く、

近年は、ほとんど金木犀の芳香剤を見かけません。

わたしが今回買ったのも、リンゴの香り。

他にも、石鹸の香りや、海の香り、森の香り、バラの香り、南国のフルーツの香りなど、

バリエーションは豊かです。

 

日本人は基本的に無臭なのが好きなため、消臭剤は昔からありましたが、

部屋に香りをつける、楽しむ、という感覚は最近のものだと思います。

トイレに限らず、部屋に芳香剤を置いたり、

洗濯をするときに香りを楽しむ柔軟剤を入れたりするのは、

ここ数年で日本に広まったことなのです。

 

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部屋中を消臭し、香りをつけるスプレーも人気。

これはソファーやじゅうたん、カーテンなどに吹き付けます。

ペットを室内で飼っている友人は、よく使うと言っていました。

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ただ、不思議なことに、自分自身に香りをつける「香水の文化」は、

日本ではあまり浸透していません。

私もいくつか香水を持っていますが、毎日つけるわけじゃない。

じゃあ、どんな時につけるの?って、それも特に理由があるわけじゃない。

だから、なんか今日つけすぎたかな?とか落ち着かないことも多い。

そんな日本人は多いのではないでしょうか?

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また、女性が使う化粧品でも、無香料のものが多く、

「この匂いが好きだから、これを使ってる。」というチョイスのしかたは、

日本ではあまりしないような・・・。

 だから海外のお土産にハンドクリームや化粧水をもらったとき、

「うわ~、すごくいい匂い!」と私はいつも感心するのです。

 

日本でも、香水や化粧品のように「自分が薫る習慣」が少しずつ広まっていくのかな?

それとも、やっぱり日本人は無臭であることを好むのかな?

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金環日食を見た!

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5月21日の朝、日本列島では金環日食を観測することができました。

地球、月、太陽が一列に並び、

およそ4分のあいだ、太陽の中に月がすっぽり入って、

太陽がリングのように見えるたいへん珍しい現象です。

日本列島の各地で金環日食を次に観測するとしたら、それは300年後。

近ごろ、日本中の人たちがこのチャンスを逃すまいと、

ちょっとした金環日食ブームに沸き立っていたのです。

 

娘の通う小学校では、金環日食の観測時間がちょうど朝の登校時間帯とかさなるため、

希望者だけいつもより早く学校に来て、校庭で日食の観測会が開かれました。

これは多くの小学校で行われたでしょうし、

他にも、天文クラブや科学館などでもイベントが行われました。

より金環をはっきりみるために、島へ渡るツアーに参加した人も大勢います。

 

ところが、日食の前日から雲行きが怪しく、

当日の朝6時ごろは完全に曇っていました。

残念に思っていたところ、

幸運なことに、日食が始まる頃から急に雲が晴れ、晴天となり、

金環日食が終わるまで完璧に観察することができたのです!

(本当に不思議なことに、日食が終わると、また曇りました)

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日食が始まった7時過ぎ。

わたしが庭に出ると・・・やっぱり。

木漏れ日の影が、すべて三日月のような形をしています。

太陽がかけていて、その形が影となって映し出されているのです。

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日食を観測するためには専用のメガネが必要です。

肉眼で太陽を見てはいけませんから。

そこで、いろんな所で日食メガネが売られていたのですが、

わたしは、つい買いそびれてしまいました。

だって、どこもあっという間に売り切れているんだもん。

 

そしたら、夫が 「ウチには、いい物がある。」

と言ってなんか妙な物を持ってきました。

ちょっとうまく説明できないんだけど、

彼が言うには、(趣味の日曜大工で)溶接を行う時に使う「顔カバー&メガネ」だそうです。

 

「・・・。 これ、本当に大丈夫?」

かなり不安になりながらも、

まだ寝間着で朝ごはんを食べている息子を呼び出し、

日食の様子を観察しました。

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その「顔カバー」のガラスを通して私が撮影した太陽の写真です。

緑色なのはそのガラスのため。

普通のデジカメだから小さい太陽だけど、ほら、欠けてきてるでしょ?

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肉眼では、もっと大きくみえました。

とてもきれいで不思議な思いでした。

足元を見ると、ほら、さっき三日月だった影の形が、今はリングになっている!

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ああ! 見渡してみると一面にリングの影がたくさん!

今この4分間だけ、輪っかの光が降り注ぐ世界なんだ。

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溶接用「顔カバー」ではなく、デジカメでもなく、

普通に立ってあたりを見たわたすと、なんか、いつもと違う。

いつもの景色なんだけど、確実に、光が違う。

私の息子の顔も、絵に描かれた顔のように、ぼやけて遠く感じる。

 

金環日食で太陽がリングになったことよりも、

わたしは降り注ぐ太陽の光が、確実に違って、

一瞬、見慣れた世界が別の世界に感じられたことが、一番ステキでした。

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人はマンガを描ける?

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これ ↑ 

私の家の冷蔵庫にマグネットで留めてある落書き。

 

私も子供も、日本の漫画「ONE PIECE」が大好き。

4才の息子にその登場人物の絵を描いて、と頼まれました。

「えーと・・・。

 改めて書けと言われると・・・どんな顔だったっけ?」

家にあったONE PIECEのカレンダーを見ながら描いてみました。

ボールペンで一発書き。

ヘンなところは多々ありますが、まあ、こんなもんでしょう。

 

落書きしながら、私はある疑問を持ちました。

日本の漫画は世界でも人気があって、

地球上の大勢の人が読んだり、テレビアニメを見たりしていますが、

漫画を描くという文化はどうでしょう?

たとえば海外の子供たちは、

ONE PIECEのキャラクターを自分で描いたりしますか?

 

私は1970年代に生まれて、

小さい頃はテレビで日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」や「ドラえもん」を見て育ち、

小学生くらいになると「うる星やつら」や「キャンディキャンディ」を見ていました。

漫画本も読んでいました。

それと同時に、自分でも漫画を描いていました。

これは特別なことではなくて、私の周りの女の子も私の妹も、

同じように漫画チックな絵を描いたり、ストーリーのある作品を描いたりしていました。

(もちろん女子だけでなく、男子も漫画の上手な子がいたな~。)

 

で、今でも子供と一緒にこんな絵を描いたりします。 ↓

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でも、

7歳の娘からは「・・・なんか、お母さんの絵は微妙。」と言われます。

たぶん、絵のタッチの時代が違うんだと思う。 ガ~ン。。 ←これも古い

 

それで近所の絵の上手な女の子にイマドキの絵を描いてもらいました。

海外でも人気があるキャラクター 初音ミク ↓

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確かに、私とは時代が違うな。

私の娘は、お手本のようなこのイラストを大切にしています。

 

そう、娘もかつての私のように漫画を上手に描けるようになりたいのです。

だから今の愛読書は、これ ↓

 

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 「胸キュン まんがイラスト」です。

かわいい女の子の絵が上手に描けるようになる指南書。

ページをめくると、

顔のバランスのとり方や、様々な目の表情、手の表情、

はたまたファションのポイントやポーズのとり方などなど。

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私が子供のころも、こういう本ってありました。

だから日本人はイラストを上手に描けるようになるのかもしれない。

そして、着々と次世代の漫画家たちが育つのかもしれない。

 

ただ、私が子供のころと今とは、世間の漫画に対する印象は大きく違います。

私が子供のころは、漫画は文化ではなく子供の娯楽であって、

大人が漫画を読んでいると怪訝な顔をされました。

漫画やアニメの世界にはまりすぎてると、「おたく」と言われ、

内向的で暗いイメージを持たれました。

 

でも、今は漫画が世界で人気を博していることに背中を押されるように、

漫画を文化として認める風潮があります。

いま、大人が「漫画大好きです!!」と言ってもおかしな人だとは思われません。

時代の流れって不思議です。

 

学校には公式の「漫画クラブ」もあり、

学校で放課後に漫画を描いたり読んだりする子供もいます。

私の姪っ子も「漫画クラブ」所属。

読書好きの彼女は、いま、

漫画と歴史小説がミックスしたような本を読んでいます。

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日本発の、漫画文化。

これからもどんどん進化しそうですぞ~!

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

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Mikoの家に、おもしろいものが届きました。

私の手のひらに乗っているシートのようなもの、何だと思いますか?

 

このブログを提供している東京の会社アピスコーポレーションのヒット商品、

カラーキーパーのことは以前お話しました。

シャツの襟につけると襟の形を自由に変えられるアイテムです。

以前のブログで詳しく説明していますから、ぜひ見てね。→ こちら

 

カラーキーパーはシャツの襟の裏にキーパーを通す穴が付いていないと使えません。

しかし、たいへん便利なアイテムなので、

襟に通し穴の付いていないシャツでも使いたいという要望が多いそうです。

そこで、アピスコーポレーションが開発したのが、

「コルポシュ」という名前の新商品。

カラーキーパー用のシール式のポケットなのです!!!

 

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シートからはがして、襟の裏に貼ります。

接着テープは布にしっかり付くようにアピスコーポレーションが開発しました。

普通の接着テープではすぐに剥がれてしまいますものね。

 

ちょっと、Mikoのシャツで試してみましょうか?

このシャツはとても薄い綿の生地で、

襟がキマラナイのが悩みでした。

 

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襟の裏にコルポシュを貼ってカラーキーパーを差し込みます。

コルポシュの粘着力は、とても不思議です。

しっかり張り付いていて、途中で剥がれるような不安がありません。

 

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両襟に入れて形を作ってみたんだけど、どうでしょう?

アピスコーポレーションのカラーキーパーは、

自由に何度でも形を変えられる素材なので、楽しいです。

 

今日は私自身がモデルになってみました。(照)

 

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襟のボタンをはずしても、形をキープしてくれるのでダラダラした印象になりません。

自分のブラウスが全く違うものに思えて、着る楽しみが増える気がします。

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違うセーターで、今度は襟をピンと立たせてみました。

自由に形を変えられるカラーキーパーがないと、こんなことはできません。

かなり遊べます! とてもおもしろいです!

 

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コルポシュは、先日、東京・恵比寿の三越でお披露目販売されました。

ポロシャツやアロハシャツ、コートやジャケットなど、

何にでもつけられるとあって、大変好評だったそうです。

タートルネックのセーターにちょうどいい、と買い求められた方もいらっしゃるとか。

なるほど・・・形作りたいものなら、なんでもいいのか・・・。

じゃあ、

 

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これもアリだね。

私のお気に入りの帽子。

短いツバを折り曲げるとベレー帽ぽっくってかわいくなる。

 

ツバの裏に貼ってあるんだけど、わからなかったでしょ? ↓

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コルポシュは1シート630円で販売されています。

アピスコーポレーションのHPから購入できます。 ↓ ↓ ↓

                 ここにしかないものがあります。DiEGO

 

基本的には使いきりタイプですが、

コートやジャケットなど、毎回洗濯しないものなら、ずっとつけててもOK。

アイディア次第で使い道は広がります。

みなさんもいかがですか?

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

我が家のクリスマスツリー

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クリスマスツリーを飾りました。

一枚目の写真だけではわからないかもしれませんが、

このツリーとてもレトロなんです。

私がいま、みんなに自慢したいクリスマスツリー。

今年はじめてここに飾るのですが、それに至る経緯を聞いてください。

 

日本では宗教とは関係なく、

季節のイベントとしてクリスマスを祝い(?)ます。

私が小さなころも、今も、

数週間前からクリスマスツリーを飾り、

イブの夜は家族で食事してケーキを食べ、

翌日の朝にはサンタさんが子供の枕元にプレゼントを置いてくれます。

アウトラインは、ほぼ変わっていないのですが、

家に飾るクリスマスツリーは変化してると思う。

 

私が小さいころ、30年くらい前は、

どの家もたいてい小さな箱からクリスマスツリー・セットを出してきて、

棚の上とかテーブルの端っこに飾りました。

ツリーの高さは、せいぜい50センチくらい?

欧米のクリスマスツリーとは全く違う、

日本独特のツリーだったと思います。

 

それが次第に海外の様子が見えてきて、

クリスマスの本来の意味とか、ツリーの飾り方を学ぶようになった。

ツリーも、欧米とそっくりになってきました。

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いま、日本の街なかや家庭にあるのは、こんな↑感じのクリスマスツリー。

DIYの店でも、高さ150センチくらいのツリーが3000円くらいで売られています。

私も、こんなほうが本物っぽくてかっこいいな~と思っていましたが、

そんなとき、一番上の写真のツリーに出会ったのです・・・。

 

 

それは、今年の夏に夫の実家に行った時のことでした。

屋根裏部屋を掃除していた夫が、

「こんなの出てきたけど、いらないよね。 捨てる?」

と、あの、あの、なつかしの、

クリスマスツリーセットを持ってきたのです。

 

tree 3.JPG折り畳み式になって収納できる小さなツリー。

チープな色のチカチカ・ライト。

手作り感覚あふれる飾り・・・。

・・・うわ~、、思い出してきた。

私もこんなの持ってた!!

あれどこに行ったんだろう。

きっと捨てたんだろうな。

なんで捨てちゃったんだろう。

姉妹でせっせと飾るのを楽しみにしてたのに。

あんなチープなクリスマスツリーで、夢いっぱい見てたのに。

 

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それで夫に「だめ、捨てないで浜松に持ってかえろ!」と提案し、

きれいに掃除して、いま、30年ぶりに飾ったのです。

 

どうですか、このサンタのうれしそうな顔。

 

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それから、こういう飾りもあります。

厚紙と折り紙で作られたキャンドルとブーツ。

ベルの飾りには本物の松ぼっくりがついてて、

プラスチックの質感も今とは何か違う。

40年くらい前の日本のものって、

日本製の手作りが多いから、今のものより丁寧な仕上がりです。

 

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このチカチカ・ライト↓ は、残念ながら点灯しませんでした。

これがツリーをカラフルに照らせば完ぺきだったのにね。

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

日本の洗濯機

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一週間前、

我が家に新しい洗濯機が届きました。

そうです。

またウチの家電が壊れたのです。

日本では、テレビや洗濯機や冷蔵庫などの家電は、

たいてい10年で買い替えるといわれます。

それがこれらの機械の寿命でもありますし、

10年で家電の機能や品質が大幅に進化しているため、

買い替えたほうが節電にも節水にもなり経済的というわけです。

 

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ところで、日本の方なら一枚目の写真をみて、

「はは~ん、mikoの家はドラム式にしたんだな・・・。」

と思われたかもしれません。

 

日本でいま洗濯機を買うとなると、

このようなドラム式と、従来のタテ型と、二つの選択肢があるのです。

私の知るところによると、フランスでは普通ドラム式の洗濯機を使いますね?

でも日本では数年前にドラム式が発売されるまで、

ほとんどの家庭でタテ型の洗濯機を使っていました。

これは、ウチの先日壊れたタテ型・洗濯機。 ↓ ↓ ↓

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ぐるぐる回る部分が縦長の筒のような形をしています。

洗濯ものは水平に回るだけなので、たくさんの水を入れないと汚れが落ちません。

近頃は、水をなるべく使わない節水が叫ばれていますが、

その点、ドラム式はいったん上にいった洗濯物がバタンと下に落とされるので、

叩きつけられることで汚れが落ち、水をたくさん使わなくてすみます。

また、ドラム式の洗濯機には乾燥機の機能がついていることも魅力で、

最近は人気を二分しているのです。

 

さて、私は毎日の洗濯に、お風呂の残り湯を使います。

これはさすがに日本だけの習慣よね?

家族が浸かったお湯で洗濯するなんて、

海外の人には信じられないかもしれない。

 

ほとんどの日本人は毎日、夜、お風呂に入ります。

そしてシャワーを浴びるだけでなくバスタブに胸のあたりまでつかります。

バスタブのお湯はみんなで使うお湯なので、

入る前に体をよく洗い、けっしてお湯を汚さないように気を付けます。

かといって、他人が使ったバスタブの湯の中に入れるか・・・

っていうとちょっと微妙で、

温泉でもない限り、お風呂を気にせず使いまわせるのは、やはり身内の間柄でしょう。

 

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話が横道にそれましたが、

その残り湯を、次の日の洗濯に使います。

そのために、ほとんどの洗濯機にはこのような↑↑↑ホース&ポンプがついていて、

バスタブにホースの先を入れて、

洗濯機の「お風呂の水を使う」というボタンを押せば、

自動的に汲み上げられます。

洗濯物をすすぐときは残り湯は使えません。

もちろん、残り湯は使わないという人も大勢います。

 

どうです?

ところ変われば洗濯事情もちがいますね。

皆さんの国ではどうですか?

 

それにしても、

私の家では、近頃あいついで家電が壊れます。

掃除機に始まり、テレビ、パソコン、洗濯機・・・。

どれも10年くらい使ってたから仕方ないんだけどね。

次は、ぜったい冷蔵庫だな。

と確信した私は、早くも新製品の検討に余念がないのです。

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

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前回に引き続き、

とても興味深かった名古屋のリニア鉄道館について書きます。

最初の写真は新幹線と次世代型の鉄道リニアの本物の車体です。

前回のブログでは1階から撮影した写真を載せましたが、

この場所は2階からも見られるようになっています。

 

 

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別の展示室にもたくさんの車両があります。

一番人気を集めていたのは、やっぱり新幹線0系でした。 ↓

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日本において新幹線という鉄道がスタートしたのは1964年のこと。

そのころ走っていたのが、この0系車両でした。

私もおばあちゃん家に行くときに必ず乗りました。

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座席はこんな感じです。

基本的には今の新幹線と同じなんだけど、

微妙な色合いや直線的なデザインがこの時代独特なんだよね。

夫と「懐かし~!」と声を合わせましたよ。

そんで、これ。    ↓↓↓

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当時の新幹線にはデッキのところに水飲み場があったでしょ。

覚えてる?

折り畳み式の紙コップがあって、

ボタンを押すと冷たい水が出てくる。

(もちろん、無料です。)

私たち兄弟は、用もないのにここへ行っては水を飲んでた。

今考えると、当時の新幹線は今みたいに早くなかったのよね~。

こだま号に乗ってたから、なかなか目的地に着かなかった。

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そしてこれが食堂車。

色合いやデザインがたまらなく70年代。

いま、逆にすごくオシャレに見える。

ちなみに、現在の日本の新幹線には食堂車がありません。

新幹線のスピードもアップして、食堂車でゆっくりする時間がないからです。

 

 

博物館にはもちろん新幹線以外の鉄道車両もたくさん展示されています。

私がきれいだな~とおもったのは、古い電車の車内。

木で作られた壁や床は、そういえば私が小さいころはあったような気がする。

 

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jr2-08.JPG 荷物を置く「あみ棚」は本当に網でできてるし、

立ってる人が持つ「つり革」は、本当に革でできてる。

自分が知っている事がどんどん過去のものになって、

うして博物館入りしていることを思うと、ちょっと感慨深い。

その一方で、リニアのような新しい鉄道の時代が必ずやってくることを思うと、

未来はどんなんだろう・・・と期待に胸が弾むのです。

 

リニア鉄道館の公式HPはこちらです。

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

   

   

   

 

 

 

リニア鉄道館へ行ってきました。

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名古屋市にある「リニア鉄道館」へ行ってきました。

今年オープンしたばかりの鉄道に関する博物館で、

一度行ってみたいと思っていたのです。

 

浜松からは高速道路で一時間くらい。

この博物館は名古屋港の近くにあって、

あたりには他にも大きな水族館やショッピングモールや遊園地があります。

この日もたくさんの観光客でにぎわっていました。

 

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この博物館はJR東海が運営しています。

日本のもっとも大きな鉄道会社JRは、かつては国が運営しており、

国鉄とよばれていました。

日本の鉄道の歴史は、

もと国鉄だったJRの歴史をたどることでもあるわけです。

 

博物館の外観は・・・思った以上にシンプル。

入場ゲートも非常にシンプルなので、大丈夫かいな?と思いましたが・・・

 

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中に入るとすぐに、言葉も出ないほど感動しました!

真っ暗でだだ広い空間に、3台の車両が展示されているだけです。

それがすごい迫力なのです。

一番手前は真っ黒に光るSL。

真ん中がちょっと昔の新幹線。

そして、一番むこうにあるのは、次世代の超電導リニアです。

これらはすべて本物で、

本物だけが発する圧倒的な存在感が伝わってきます。

 

ごちゃごちゃと展示しない、

そぎとられ、堂々とした展示の仕方は素晴らしいと思いました。

私は特に鉄道ファンというわけではありませんが、

なんだか鳥肌が立つような思いで見つめました。

 

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まず、このSLに近づいてみましょう。

これは1948年に日本で造られた日本最大で最速の大型蒸気機関車。

この車両は時速129キロを記録し、

蒸気機関車のスピード最高記録となっているそうです。

とにかく大きい。

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ボイラー室はこんな感じ。

きれいに手入れされていて、まるで芸術作品のようです。

 

さて、一番奥に写っていたのは超電導リニア。

日本で鉄道といえば、いまこれが話題になっています。

車両に搭載した超電導磁石と、

地上に設置したコイルとの間に生じる磁力で、

車体を浮かせて走る次世代の鉄道。

この展示車両は2003年に時速581キロという鉄道による世界最高速度を記録しました。

うう!かっこいい。

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博物館にはリニアについて知ることができる展示室があります。

この模型の車両は磁力で動いていて、横から見ると車体が浮いていることがわかります。

・・・実際に乗ってみると不思議だろうな。

  車体が浮いてるのに空を飛ぶわけじゃないんだし。

 

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子供たちはリニアに興味があるようで、

この展示室には子供がいっぱいいました。

実際、リニアは2027年に東京~名古屋に開通予定で、

2045年には東京~大阪を67分で結ぶ予定。

子供たちが大人になるころは、それが当たり前の世の中なんだろうな。

 

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この博物館には新幹線の運転をシュミレーションできる設備があります。

入場券を買ったときにシュミレーションの応募券がついていて、

それに当選した人だけ体験できます。

私たち家族は誰も当選しなかったけど、まあ、OK。

でもどうしてもこれがしたいと思う大人も多いようで、かなり本気モードな抽選でした。

 

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さて、展示車両はほかにもたくさんあります。

たとえば、オモチャにもなっていて私の息子も大好きなドクターイエロー。

鉄道を点検整備する車両です。

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ほとんどの車両は中に入ることができます。

私は展示車両のなかで、とっても懐かしい新幹線に再会できました。

紙コップで水が飲める新幹線・・・

ああ、懐かしい。

その様子は次回紹介しますね。お楽しみに~!

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

秋はイベントの季節です

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秋は楽しい季節。

日本ではよく「スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋」といいます。

とにかく蒸し暑い夏が終わって、心も体も落ち着きを取り戻すころ、

おいしい食べ物が実る時季ともかさなって、

あちこちでイベントが開催されるのです。

 

最初の写真は浜松市内にある湖、佐鳴湖(さなるこ)。

市民の憩いの場として湖を取り囲む公園には、いつも多くの人がいます。

先日、ここで秋のお祭りが開催されました。

 

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前回のブログでお伝えしたように、

浜松には大きな台風が来て、この公園の木々もたくさん倒れました。

上の写真でも後ろの木が倒れているのが見えるでしょう?

でも、日本には「台風一過(たいふういっか)」という言葉があります。

台風が過ぎれば、それまでの風雨がウソのように快晴に恵まれるというわけです。

( 台風一過は、 激しい喧嘩が収まったあと、

  何事もなかったような平穏な状態に戻る・・・という心情を表すこともあります。)

 

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あ、むこうから面白い仮装をした人たちが楽器を演奏しながらやってきました。

なんだこの人たち!

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ああ、わかった「チンドン屋さん」だ。

「チンドン屋」とは、100年くらい前に始まった広告・宣伝の方法で、

楽器をチンチン・ドンドンと鳴らしながらやってくることからチンドン屋と呼ばれています。

とにかく人目を引くのが目的なので、変な恰好をしているわけです。

彼らは開店する店や売り出しをする店に依頼されて、

そのビラを撒いたり、大きな声で宣伝文句を言ったりしながら町を練り歩きます。

昔は町中でよく見かけたといいますが、

私の小さいころはすでに見ませんでした。

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この写真に写っている太鼓が、チンドン屋さん独特の太鼓です。

もう一つ上の写真にはアルトサックスも写っていますね。

このサックスが悲しげな音色を奏でるんです。

私のチンドン屋さんのイメージは、明るいというより、暗い。

なぜかチンドン屋さんの演奏は物悲しい曲が多いし、

人も奇抜な仮装をしているけど、みんな疲れた顔をしたおじさんなんです。

なんでだろう。不思議。

そういえば、サーカスのピエロだって、

人を笑わせたりするけど、可笑しさと哀しさが表裏一体だよね。

何か共通点があるのかな?

 

 

さて、私の家族がこのイベントに来たのは目的がありました。

それは子供がどうしても「かえっこバザール」に行きたいといったからです。

「かえっこバザール」とは、

自分が使わなくなったオモチャを会場に持っていき、

そのオモチャに応じたポイントをもらい、

そのポイントでほかの子が持ってきた好きなオモチャを買えるというもの。

買うといっても、お金ではなくポイントで買うので、

自分がオモチャを持ってきさえすれば、だれでも買えるのです。

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  まずは、ここで自分の使わなくなったオモチャを出します。

オモチャは壊れていないこと、まだ充分使えることが条件です。

 

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自分が出したオモチャに対するポイントを、このようなカードに押してもらいます。

カードにカエルのイラストがありますね。

日本語でカエルと「買える」「取りかえる」をかけているのです。

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さあ、ここで好きなオモチャを選びます。

子供たちはみんな夢中!

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私の娘が選んだのは、ラッキーという名前の犬のぬいぐるみ。

電池が入っていて、「ラッキー、逆立ちして」とか「ラッキー、歌って」と言えば、

音声に反応してその動きをしてくれます。

これを手放した子にはもう幼すぎるオモチャだったのだろうけど、

娘にとっては今一番お気に入りのペットになりました。

こうしてオモチャが使い続けられる「かえっこバザール」って、すごい!

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

へのへのもへじ って知ってる?

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みなさんは「へのへのもへじ」をご存知でしょうか?

日本人なら、きっと誰でも知っています。

「へのへのもへじ」は、

へ の へ の も へ じ 

というひらがなを目や眉毛などの顔パーツに見立てた落書きで、

日本で江戸時代ごろに流行したといわれています。

現代の日本でも、携帯のメールなどで文字を組み合わせて顔に見立てる

顔文字」がよく使われますが、

へのへのもへじはその元祖といえるかもしれません。

 

最初の写真は、私の娘が「てるてる坊主」の顔として書いた「へのへのもへじ」。

一度覚えれば誰でも簡単に書けるのが楽しいのです。

 

henoheno 2.JPG

「へのへのもへじ」は、4つのひらがなを組み合わせてできています。 ↑ ↑ ↑

 

henoheno 3.JPG

書く人によって出来上がる顔の表情はさまざまですし、

文字の位置をちょっとずらすだけで色んな「もへじさん」ができます。

そうそう、日本人の男性の名前は「こうじ」とか「へいじ」のように、

最後に「じ」がつくことが多い。

だから「へのへのもへじ」さんは、きっと男性だろう・・・。

 

henoheno 4.JPG

ちなみに、男性の顔だけでなく、

もっと文字をデフォルメして「うさぎ」や「虫」のような絵も描けます。

みなさんも挑戦してみません?

アルファベットを組み合わせた「顔文字」も見てみたいワン!

 

ところで、このブログのスポンサー、アピス・コーポレーションは、

シャツの襟に入れるカラーキーパーを開発・製造・販売しています。

そのカラーキーパーにこのたび、「へのへのもへじ」柄が登場しました!

とてもカワイイのでぜひご覧ください!!

↓ ↓ ↓

ここにしかないものがあります。DiEGO

(メインページからカラーキーパーへ行くとあります)

 

このブログの最初のページにあるように、

これらのカラーキーパーは、日本のグッドデザイン大賞で

ただいま一次審査を通過中。

カラーキーパーを紹介した一番上の動画も楽しい作品になっていますので、

ぜひ一度ごらんください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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