2012年3月アーカイブ

スケートは冬の楽しみ

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あなたの街に、スーケートリンクはありますか?

 

日本では、ある程度大きな街にスケートリンクがあります。

夏は室内プールとして利用される施設が、

冬季限定でスケートリンクに様変わりすることが多く、

年齢や性別を問わず多くの人が利用しています。

 

私も子供のころ、冬の間だけアイススケートを習っていました。

日本ではそういう子は特に珍しいわけではなく、

(主に女の子ですが)スケートを習い事にしたり、

大人になって趣味や運動のためにスケートリンクに通う人もいます。

 

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料金はスケートリンクの入場料とスケート靴のレンタル料、あわせて1800円くらい。

子供はその半額。

ちょっと高い?と日本人でも思う。

でも、スケートリンクの管理費は結構かかると思うので、しかたないね。

 

チケットを買って中に入ると、靴を借りるところがあり、

自分の足のサイズを伝えて一足貸してもらいます。

 

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ロッカールームでスケート靴に履き替えます。

夏はスイミングプールとして使われる施設なので、

この場所も夏は更衣室なわけ。

 

さて、リンクへ行きましょう。

私は小さい頃からこの瞬間が好きです。

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このスケート場には大小2つのリンクがあります。

平日の午前だったので人は少なかったけど、

週末には家族連れとか、デートしている若いカップルで賑わいます。

 

上の写真で青いジャンパーを着ている人は、この施設のスタッフ。

他にも何人かいて、彼らはまるでプールの監視員さんみたいにリンク上を回っています。

上手に滑ることができない人に「大丈夫ですか?」と声をかけたり、

こちらから質問すると滑り方を教えてくれたりします。

もちろん数分ですが、それでもかなり参考になります。

 

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私の娘も教えてもらって少し上手に滑ることができるようになりました。

彼女は日本人スケーター、浅田真央ちゃんが大好きです。

日本では昔からフィギュアスケートの人気がありますが、

特に近年、日本人の若いスケーターが世界で活躍していて、

スケートの人気が高まっています。

 

このリンクには本格的にフィギュアスケートを習っている子供たちもいました。

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ところで、

大勢の人が滑っていると、あちこちで氷が削られ、リンクが乱れてきます。

そこで、スケート場では一日に2~3回、

下の写真のような特別な車が出てきてリンクを整えてくれます。

まず、氷の表面を全体的に削り、

次に水をまいて新しい氷の層を作る...という具合。

この作業には20分くらいかかりますが、

整備したてのリンクはつるつるしていて本当にきもちいい!

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きれいに輝くリンクに改めて目を落とすと、そこには

「がんばろう! 日本」 の文字。

こんなところにもさりげないメッセージが隠されているのです。 

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

「塩麹」が流行ってます

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私は毎年、この時期にお味噌を作ります。

そんで昨日作ったお味噌が、これ。 ↑

味噌は、大豆とお米と麹(こうじ)と塩で作ります。

味噌作りの様子がわかる記事は、こちらです。

 

今は作りたてなので白っぽい色をしていますね。

しかし、麹の力で発酵が進むため半年後には茶色になり、

味も香りも変化して食べることができます。

そう、麹は昔から人間が利用してきた菌で、生きているのです!

 

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これは米に麹菌をつけたもの。 ↑

麹は麹屋さんで売られていて、米につける作業も麹屋さんでしてくれます。

 

一週間前、お味噌を作るために麹屋さんに行ったのですが、

狭い店内は珍しく(失礼。)たくさんお客さんで賑わっている。

なんでだろう、、、と思ってた次の瞬間、あることに気づきました。

いま、日本では塩麹なるものが大流行しているんだ。

 

塩麹(しおこうじ)は、塩と麹と水でつくる調味料で、

健康食品としてテレビで放送されたことがきっかけで、

日本中でちょっとしたブームになっています。

 

塩麹は、麹さえ手に入れば家で簡単に作ることができます。

出来上がったら生野菜につけたり、お肉につけて焼いたりして使います。

麹が素材の栄養価を高め、美味しくするのだとか。

塩麹の効能は、肌がきれいになる、腸内環境が良くなる、免疫力がアップする・・・など。

普段、塩を使うところを塩麹に替えるだけで、様々な効果が期待できるのです。

 

・・・で、私も作ってみました。

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麹と塩と水をまぜて、一週間くらい菌を発酵させます。

あと二日くらいで完成予定ですが、見た目は、ほぼこれと同じです。

 

菌を飼ってる気分って、なんか楽しい。

 

わたしは別の菌も飼っています。

それはヨーグルトの菌。

siokouji 3.JPGカスピ海ヨーグルトといって、

家で簡単に培養できるヨーグルト菌です。

菌と牛乳を混ぜて、一日するとヨーグルトになります。

できたヨーグルトを少しとっておいて、それを牛乳に混ぜておくと

またヨーグルトができる・・・・と、3年くらい繰り返しています。

これを食べ始めてから、確実に私の腸内環境はよくなった!

カスピ海ヨーグルトも10年くらいまえから日本で知られていますが、

皆さんの国にはありますか?

 

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わ~、

これで我が家の菌が2種類になった。

菌、菌、菌。

菌と暮らすって楽しい。

 

ところで、先日の新聞に、

「今、海外でKOMBUCHAという飲み物が、健康志向の人たちの間で人気。」

という記事が載っていました。

日本人が聞くと「?」なネーミング。

どう考えても日本語だろうし、

日本でKOMBUCHAといえば昆布風味の温かいお茶だもんね。

でも、実は日本で昔流行った健康飲料、紅茶キノコのことだそうです。

紅茶キノコも家で培養できる発酵飲料でした。

ネーミングに大きな間違いはあるものの、

世界的に菌の力が見直されているのかもしれませんね。

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東日本大震災から1年がたちました。

このブログを見てくださる海外の皆さんからも、たくさんのメッセージをいただいています。

みなさん応援してくれていますね。ありがとうございます。

その一方で、日本の暮らしって、いまどうなっているんだろう?

という疑問を持たれる方も多いと思います。

 

今日は、あくまでも浜松に住む一人の主婦、

Miko目線で日本の現状をお伝えします。

 

まず、ちょうど一年が過ぎた昨日3月11日は、

新聞もテレビも一日中震災に関連した話題をとりあげていました。

全国各地で、亡くなった方へ祈りをささげる追悼式も行われました。

 

死者・行方不明者2万人。

一年前のあの時刻、2時46分が近づくと、

普段通りの生活をしている私もなんとなく胸騒ぎを覚え、

私の娘まで「一年前にタイムスリップして、もうすぐ津波が来るよって

みんなに教えてあげられたらいいのにね。」とつぶやきました。

悲劇の直前まで、その悲劇に気づけないというのは、残酷なことです。

 

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そして昨日は、ちょうど一年前の日のように、とても寒かった。

めったに雪の降らない浜松にも雪が舞いました。

同じような天気だったから、記憶が生々しく蘇りました。

 

この一年、日本では「復興」という言葉を聞かない日はありませんでした。

また、「がんばろう!日本」とか、「絆」とか、「応援」という言葉もあちこちで目にします。

確かに震災をきっかけに日本人に連帯感が生まれた気もしますが、

その一方で深刻な問題も解決できていません。

津波の被害を受けた地域に残されている「がれき」が処分できないのです。

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「がれき」の量はあわせて22520000トンで、

一年経った今もそのうちの6.3%しか処理できていないのです。

地元だけでは無理だから、「がれき」をトラックで東京や静岡などへ運んで

焼却処分などするしかありません。

ところが、放射性物質が残る可能性のある「がれき」を自分の住む場所に受け入れたくない

という人もいて、作業がなかなか進まないのです。

 

 

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これは、私が毎週注文しているco-opの食品カタログです。

震災後、この冊子の中にプリントが入るようになりました。

 

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このプリントは、カタログに載っている国内産の食品について

co-opが自主的に放射性物質が含まれているかどうかを検査したもので、

お米、野菜、果物、豆腐、肉など、様々な物が検査され、

「放射性物質は検出されませんでした。」というデータが示されています。

 

娘の小学校に行ったとき、

「学校給食で使われる素材は、すべて検査しているんですか?!」

と先生に問いただすお母さんもいました。

気になる人は、気になるんでしょうね。

私は気にしない人だけど、(っていうか、農薬とか食品添加物も怖いよって思うから。)

ただ、さっきの「がれき」の問題もそうだけど、

国がしっかり検査して正しい情報を国民に公開し、

不安を取り除けば復興も早まるのでしょう。

 

震災後一年が驚愕と絶望と悲しみと戸惑いの一年だったとしたら、

この先の一年は、日本の本当の力を出して新しい一歩を踏み出す時なのです。

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の野原を食べる!

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今年もひな祭りの季節が・・・終わりました。

3月3日は「桃の節句」といって、

日本では女の子の健やかな成長を祝います。

その様子は こちら とか、 こちら で紹介しているので、

興味のある方は、ぜひどうぞ!

 

ひな祭りは人形を飾ったり、「ひなまつりの歌」を歌ったりして、わかりやすい行事なので、

幼稚園では必ずイベントが行われ、

こんな飾りを作らされます。 ↓ ↓ ↓

ohina 2.JPGこれは4歳の息子が作った飾りですが、やっぱり男子。

ふと気づくと、ミニカーもいっしょに飾っていました。

 

 

ところで、ひな祭りといえば、私は菜の花をイメージします。

ちょうどこの季節に市場にでまわる旬の食べ物です。

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以前、紹介した私のお気に入りの「無人の野菜売り場」にも、

いつも売られているので、私は毎日のように食べています!

 

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菜の花は、ダイコンやカブの仲間のアブラナ科の植物で、

食べるのは、花のつぼみと、そのまわりの柔らかい葉っぱです。

花のつぼみを食べるって!!!

まあ、ブロッコリーとかも同じなのかな?

でも日本以外の国はどうなんだろう?

花のつぼみは、食べますか?

 

菜の花はさっと茹でて、

私の場合、かつお節と、例の「手作りポン酢」で食べます。

豚肉を焼いたとき、茹でた菜の花を付け合せにしても、

花だからキレイです。

ビタミンなどの栄養価が非常に高く、少しほろ苦い味がします。

 

ところで、この菜の花を食べずに、ほおっておくと・・・

こんな花が咲きます。   ↓ ↓ ↓

 

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辺り一面、菜の花畑です。

昔、日本では食用油をとるために菜の花を植えていました。

花が咲くと、そこにミツバチが飛び交い、はちみつも採れました。

菜の花畑は、日本人の郷愁をさそう風景のようで、

近年は、観光地や都会の広い公園に菜の花畑を作ることも多いです。

 

菜の花と同じころ、

日本人に春を感じさせる物といえば、 これ。 ↓ ↓ ↓

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海外の人は、なんだこれ!!!?って思うだろうな。

「つくし」と呼ばれるもので、スギナという植物の芽です。

スギナは日本中の土手や野原に自生する野草なので、

「つくし」も春になるとあちこちで芽を出します。

日本人は、これも食べるのです!

私も子供のころ、お父さんと家の近くの土手へ行って、

袋いっぱいに「つくし」を摘みました。

これも茹でて食べます。

 

ここまでは日本人におなじみの野菜?を紹介しましたが、

では、これは何という食べ物の葉っぱでしょう? ↓ ↓ ↓

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答えは、アーティチョークです。

私の庭の畑で、今1メートルくらいに成長しています。

食べることのできる花の部分は、初夏に出てきます。

フランスなどでは一般的な野菜で、缶詰でも売られていますね。

日本では珍しく、たぶん90%以上の人が食べたことないと思う。

浜松は気候が温暖なため、数年前、試しに植えてみたら毎年豊作。

私の庭に来た人は、必ず、「それ、なに!?」と驚きます。

ハハハハッ おもしろい~。

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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