2012年1月アーカイブ

トミカ博覧会

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先週の週末、トミカという日本製の車のオモチャの博覧会に行きました。

4歳の息子が楽しみにしていたイベント。

浜松駅の近くの大きなイベントホールで開かれていたんだけど、

行ってみるとものすごい数の来場者で驚きました。

来ているのは、まさに私たちのような、4,5歳の男の子を連れた家族。

そう、トミカは日本の幼い男の子たちに40年間も愛され続けている超定番のオモチャなのです。

 

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このトミカ博には、なんと!入場料がいります。

大人900円、子供700円。

入場するとき、入場券につき一個の非売品ミニカーがプレゼントされますが、

会場内にはおもちゃ屋さんのようにトミカの製品が売られていて、

(わが息子もそうですが)大勢の人がガッツリ買っています。

入場料払う必要ある?という疑問が残りますが、

それはさておき、皆さんに博覧会の様子をご案内しましょう。

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広い会場には、年代順に発売されたほとんどのトミカが展示されています。

40年前に誕生したトミカ。

富山さんという社長が、日本の子供たちに国産車のミニカーを届けたいという思いで

丁寧なおもちゃ作りを続けてこられました。

富山さんだからトミカなんだ。

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下の写真に写っているのが、トミカの第一号だそうです。

この箱、お兄ちゃんが持っていたような記憶があります。 ↓

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最近のトミカは、こんな感じ。 ↓

おもちゃ屋さんでは一個300円以下で買えます。

その割に、とても丁寧に、よくできてると思う。

安くて出来がいい。

だから私もトミカに信頼感と好感を持っています。

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さて、

トミカは10年前から東京で開催されるモーターショーに、

世界で最も小さい車会社としてエントリーしています。

オモチャの車ですが、未来を見据えたデザインとコンセプトを発信しているのです。

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これは、その時に展示されたソーラーパネル付きの車。 ↑

ヨットみたいでかっこいいですね。

 

トミカ一台一台に、食い入るように見つめる息子。

こうやって子供がじっくり見たり、手に取って遊ぶのだから、

やはり品質がいいほうがいい。色もきれいなほうがいいと思う。

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ここ数年は、小さなミニカーだけでなく、

レスキュー隊とか救急隊の大きな車両も子供たちに人気です。

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リアルで壊れにくいこともトミカの人気の理由。

海外旅行で日本に来た人のお土産に、

外国にいる人へのプレゼントに、

小さな男の子も大きな男の子(?)も、喜ぶんじゃないかな?

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

一年分のポン酢

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ここ数年、

お正月に夫の実家で恒例になりつつある行事があります。

それは、家族総出の「ユズ狩り」&「ポン酢づくり」です。

 

夫の実家には裏庭に小さな果樹園のようなものがあり、

そこにハッサク、ユズ、カボス、キンカン、ダイダイなど、

日本では一般的な柑橘類の木が植わっています。

農薬もまかないし、肥料もやらないのに、

毎年、たわわに実がなる。

お義父さんお義母さんは、もうめんどくさくて手入れできなくて、

果樹園はモジャモジャに伸び放題だったのです。

 

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それを見かねた息子が手入れしたり、生っている実を収穫するようになりました。

本当の果樹園ではないので、木が低く仕立てられていませんから、

上のほうについた実を採るのは本当に大変。

写真のような柄の長~いハサミで切るのですが、

こういうハサミって海外にもありますか?

 

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これがユズです。

レモンのような色で、表面がボコボコしているのが特徴。

酸っぱすぎて生で食べることはできません。

皮が厚く、たいへん良い香りがすることから、皮を料理に使ったり、

お風呂の湯に浮かべたりします。

この庭で採れるのは、ほかにもいろんな種類の柑橘ですが、

どれも「しぼり汁」を調味料として利用できます。

 

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枝や葉を取りのぞいて、実だけにするのが私の仕事。

夫に「木から収穫するのを手伝って」と言われましたが、

私はその日、セレブなブーツとコートを着用していたため、断りました。

オホホホホ~ッ !

 

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ほぼ一日かけて、千個くらいの実を採ったと思う。

木は4本しかなかったと思うから、本当にたくさん生ってるんだ。

 

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みんなでしぼって果汁だけにすると、こんな感じ~! 

しぼるための特別な機械があるわけじゃないから、けっこう大変な作業です。

だからこそ、みんなが実家に集まるときに総動員して行うのです。

かんきつ類を全部ミックスしたしぼり汁、およそ10リットル。

 

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これに醤油や酢、みりんなどをブレンドして自家製ポン酢が出来上がります。

醤油などの調味料が加わることで保存期間も長くなりますし、

量もうんと増えます。

(上の写真の手前に見える褐色の液体がポン酢。)

それぞれの家庭に分けて持って帰ったとしても、

1年分のポン酢が一日で出来上がるのです。

 

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そうして完成したポン酢は、鍋料理には欠かせない調味料です。

私は自家製のポン酢が大好きで、和食以外にもよく使います。

オリーブオイルと合わせてカルパッチョにしたり、

ラー油と合わせて餃子につけたり。

 

日本の料亭では、やはりこの時季に自家製ポン酢を作り、

一年間熟成させてから調味料として使うところもあると聞きました。

うんうん、わかるわかる。

醤油と同じくらい、ポン酢は日本人が好きな調味料だものね。

 

そういえば、この日、

懐かしい物も食べました。  それはナマコ。↓ ↓ ↓

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ナマコって、浅瀬の海に住む変な生き物ですが、

広島では瀬戸内海で採れたナマコをよく食べます。

輪切りにしてポン酢を入れて食べると、こりこりした食感がとてもおいしい。

浜松に来てから、食べてなかったな。

ナマコの上に乗っかってる黄色いのが、ユズの皮です。

 

今回の広島は、いろんな食べ物と出会いました。

海の幸も、山の幸も、とてもおいしかったです!ゴチ!

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

ジャガイモと牡蠣

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竹原から広島に帰る途中、

(詳しくは、前回のブログをどうぞ!)

安芸津(あきつ)という町に寄りました。

私は結婚するまで広島に住んでいましたが、

海沿いの町、安芸津は名前を知っているくらいで、一度も立ち寄ったことがありませんでした。

私の母が言うには、「最近、この安芸津産のジャガイモが美味しいと評判で、

デパートの食品売り場では"けっこういいお値段"で売られている。」らしいのです。

 

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海沿いの道に、採れたてのジャガイモをストックする倉庫があって、

道の反対側でいろんな種類のジャガイモが売られていました。

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「まるあか」という品種のジャガイモが安芸津の名産だそうです。

とても大きくて、表面がすべすべしています。

たくさん買って帰った「まるあか」を包丁で切った途端、

ジューシーな水分がしみだしてきて、 まるでみずみずしいリンゴのよう。

茹でても焼いても美味しい、確かに絶品のジャガイモでした。

 

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海沿いの道から見える風景は、こんな感じ。 ↑

向こうに見えるのは瀬戸内海の小さな島々や入り江です。

島のすぐ下のほうに、牡蠣を養殖する「カキいかだ」が見えるのが解りますか?

安芸津のもう一つの名産品は、牡蠣。

またまた母曰く、

「最近は広島の中でも、この安芸津の牡蠣が美味しいと評判。」らしいのです。

 

広島は国内でも有名な牡蠣の生産地です。

私も小さいころから冬は牡蠣を食べて育ちました。

3月11日の震災で、東北のカキの養殖場がめちゃくちゃになったとき、

広島のカキの養殖業者が様々な支援をしたというニュースも話題になりました。

確か、フランス、ブルターニュのカキ養殖場が被害を受けた時も

広島から助っ人が行ったんじゃなかったっけ?

 

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ま、そんな広島の牡蠣産地の中でも、

ここ安芸津は特に美味しい牡蠣が採れる場所なのです。

海沿いの牡蠣業者のお宅で小売りもしているみたいだったので、入ってみました。

 

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ここはお店というより、牡蠣を養殖してそれを発送する業者さん。

だから直接ここで買うと、ものすごく安いことが分かった。

牡蠣は時価ですが、このときは殻つきの大きな牡蠣が一つ90円だった。

地元でも、これは安い。

例えば、私が普段住んでいる浜松だと、

(殻つきの牡蠣自体なかなか売ってないけど、)

あったとしてもひとつ300円くらいするかな?

 

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「殻つきの牡蠣、30個ください。」

っていうと、奥の海べから持ってきて箱に入れてくれます。

もっとたくさん買って帰りたかったけど、

殻つきの牡蠣は早く食べないといけないので、30個が限界だった。

 

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欧米でも殻つきの牡蠣を生で食べると思いますが、

「むき身」の料理は珍しいのではないでしょうか?

日本では、牡蠣の生産地以外は、むき身の状態で流通しています。

だからこのお宅でも、カキの殻を外す作業が忙しいのです。 ↓ ↓ ↓

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むき身にされた牡蠣↑は、大きさごとに分けて売られます。

家庭では、それをフライにしたり、野菜と炒めたり、

パスタの具にしたり、 鍋物にしたりします。

私たちが買った牡蠣は、こんな感じ。 

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もうイラナイ、というほど牡蠣を食べると、

この冬も広島に帰ってきたんだナ~と実感するわけです。

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

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先週、広島県内の竹原という町を旅したことを話しましたね。

今日は、そのつづき。

竹原は、古くから酒造りが盛んでした。

今も美観地区にいくつかの酒造会社が残っています。

そのなかで特に私が興味を持ったのは、

昔ながらの酒造りを続けている竹鶴酒造。 ↑ ↑ ↑

 

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古い店の門をくぐると、薄暗い土間が続きます。

竹鶴家の何代目かは知りませんが、

竹鶴政孝さん(1894年~1979年)はニッカウヰスキーの創始者でもあります。

みんなが日本酒しか飲んでなかった時代、

スコットランドに留学してその技術を学び、日本でウイスキーを作り始めました。

現在ニッカウヰスキーは別会社で、

竹鶴酒造は小規模なメーカーですが、

その門をくぐっただけで、伝統とプライドに満ちた酒蔵だと思いました。

 

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竹鶴酒造の屋根裏部屋には

昔使っていた道具やラベルなどが展示されています。

 

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さて、一階に戻ると数人のお客さんがお酒を試飲していました。

そう、ほとんどの日本の「造り酒屋」では試飲ができます。

私は車を運転するから飲まなかったけど、

みんなとても楽しそう、そして、美味しそう。

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日本酒は米を原料に作られます。

竹鶴酒造では米の味を最大限にいかす「生もと造り」をしています。

「生もと造り」とは、酒のもととなる酵母菌を自然界の力で培養する、

昔ながらの酒造りの方法です。

これはかなりの手間と時間がかかるため、

技術が進歩した現代では、様々な添加物を加えて時間短縮してつくられています。

昔ながらの酒をもとめてやってくる竹鶴ファンも多く、

「そんなお客様たちは、うちのポリシーに共感してくれているんですよ。」

と店の奥さんが話してくれました。

 

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どうです?

日本酒って無色透明のイメージがありますが、

この酒は黄色っぽいんです。

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私も「「秘傳(ひでん)」という純米酒を買って帰りました。

私は普段、日本酒は飲まない・・・というか飲めないのですが、

これはとても美味しいと思った!

たいへんバランスがよく、すっきりしていて、

米が原料だなと思える豊かな味。

最初に出会った日本酒がこういう味なら、

私は日本酒好きになっていたと思う。

普段はビール、焼酎、ときどきワインの夫も、

「これならいくらでも飲める」といって、本当にいくらでも飲み続けていました。

 

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竹原の町は、竹が多く、

街路樹も竹が植えられています。 ↑ ↑ ↑

 

さあ、竹原の街並みを充分楽しんで、そろそろ広島に帰る時間。

竹原から広島まで、海沿いの道を西へ向かいます。

「そういえば、もう少し行ったところの安芸津(あきつ)は、

 ジャガイモと牡蠣がおいしいんだよね~。」

という母の一声で、また寄り道することに・・・。

その様子は、また次回です~~~!

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

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明けましておめでとうございます!

みなさんはどんな新年を迎えていらっしゃいますか?

わたしは今、実家の広島に帰っています。

毎日寒い日が続きますが、

少ない冬休みを満喫するため! 小旅行に出かけました。

 

旅の行き先は広島県内にある古い町「竹原(たけはら)」です。

竹原は平安時代(1000年まえ)から京都とつながりが深く、

その後も塩や酒を作って栄えた情緒ある町です。

小さな町だし、半日もあればすべて見ることができるので

県外や海外から来た人がわざわざ訪れることは少ないかも。

だからこそ、観光客も少なく、穴場的スポットです。

3回にわたってご紹介しますので、

Mikoと一緒に旅した気分にひたってくださいね。

 

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写真は竹原の古い町並みをそのまま残す美観地区の様子です。

お正月飾りがきれいです。

(上の写真は、古い婚礼衣装をのれんのように使っていますね。)

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下の写真は、かつての塩田経営者の家。

波うつような大屋根と、うぐいす色の漆喰の壁が華やかです。

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この家に限らず、竹原の古い家々には下の写真のような格子があるのが特徴です。

当時の大工たちが格子をより繊細にすることを競いあったため、どれも芸術的。

一軒一軒デザインが違っていて、見て歩くと面白いです。

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美観地区の道は、こんなふうに続きます。 ↓

重要文化財になっている建物は200円くらいの入場料を払って

中に入ることもできます。

古民家をリフォームしたカフェやギャラリーもあるし、

普通に地元の人が利用する八百屋や酒屋もあります。

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美観地区の一番奥には禅寺があります。

ちょうどこのとき夕陽を浴びて、とてもきれいでした。

でも、あまりお寺に興味がなく、上まで歩く意欲のない私は、

下から写真に収めただけ。

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その代り、すぐ目の前にあったお堂で初詣。 ↓↓↓

このお堂は「胡堂」といって、竹原の中でもっとも古いお堂だそうです。

大林宣彦監督の映画『時をかける少女』のなかに出てくることで有名・・・

とガイドブックに書いてあるんだけど、知ってる?

 

そういえば、エビスさんって商売の神様といわれていますが、

フランスで同じく商売の神様といえばエルメスなんだって。

こないだフランス人に聞いてびっくりしました。

エビスさんとエルメス。

醸し出す雰囲気、全く違いますが、つながってるんだね。

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

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