名古屋市にある「リニア鉄道館」へ行ってきました。
今年オープンしたばかりの鉄道に関する博物館で、
一度行ってみたいと思っていたのです。
浜松からは高速道路で一時間くらい。
この博物館は名古屋港の近くにあって、
あたりには他にも大きな水族館やショッピングモールや遊園地があります。
この日もたくさんの観光客でにぎわっていました。
この博物館はJR東海が運営しています。
日本のもっとも大きな鉄道会社JRは、かつては国が運営しており、
国鉄とよばれていました。
日本の鉄道の歴史は、
もと国鉄だったJRの歴史をたどることでもあるわけです。
博物館の外観は・・・思った以上にシンプル。
入場ゲートも非常にシンプルなので、大丈夫かいな?と思いましたが・・・
中に入るとすぐに、言葉も出ないほど感動しました!
真っ暗でだだ広い空間に、3台の車両が展示されているだけです。
それがすごい迫力なのです。
一番手前は真っ黒に光るSL。
真ん中がちょっと昔の新幹線。
そして、一番むこうにあるのは、次世代の超電導リニアです。
これらはすべて本物で、
本物だけが発する圧倒的な存在感が伝わってきます。
ごちゃごちゃと展示しない、
そぎとられ、堂々とした展示の仕方は素晴らしいと思いました。
私は特に鉄道ファンというわけではありませんが、
なんだか鳥肌が立つような思いで見つめました。
まず、このSLに近づいてみましょう。
これは1948年に日本で造られた日本最大で最速の大型蒸気機関車。
この車両は時速129キロを記録し、
蒸気機関車のスピード最高記録となっているそうです。
とにかく大きい。
ボイラー室はこんな感じ。
きれいに手入れされていて、まるで芸術作品のようです。
さて、一番奥に写っていたのは超電導リニア。
日本で鉄道といえば、いまこれが話題になっています。
車両に搭載した超電導磁石と、
地上に設置したコイルとの間に生じる磁力で、
車体を浮かせて走る次世代の鉄道。
この展示車両は2003年に時速581キロという鉄道による世界最高速度を記録しました。
うう!かっこいい。
博物館にはリニアについて知ることができる展示室があります。
この模型の車両は磁力で動いていて、横から見ると車体が浮いていることがわかります。
・・・実際に乗ってみると不思議だろうな。
車体が浮いてるのに空を飛ぶわけじゃないんだし。
子供たちはリニアに興味があるようで、
この展示室には子供がいっぱいいました。
実際、リニアは2027年に東京~名古屋に開通予定で、
2045年には東京~大阪を67分で結ぶ予定。
子供たちが大人になるころは、それが当たり前の世の中なんだろうな。
この博物館には新幹線の運転をシュミレーションできる設備があります。
入場券を買ったときにシュミレーションの応募券がついていて、
それに当選した人だけ体験できます。
私たち家族は誰も当選しなかったけど、まあ、OK。
でもどうしてもこれがしたいと思う大人も多いようで、かなり本気モードな抽選でした。
さて、展示車両はほかにもたくさんあります。
たとえば、オモチャにもなっていて私の息子も大好きなドクターイエロー。
鉄道を点検整備する車両です。
ほとんどの車両は中に入ることができます。
私は展示車両のなかで、とっても懐かしい新幹線に再会できました。
紙コップで水が飲める新幹線・・・
ああ、懐かしい。
その様子は次回紹介しますね。お楽しみに~!