![magatama01.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama01-thumb-640x480-3395.jpg)
これは、石を削って作る「勾玉(まがたま)」というものです。
日本の縄文時代のアクセサリーで、(上の写真は現代人が作った見本)
今でいう宝石のペンダントトップみたいなもの。
丸い穴を開けてヒモを通し、首飾りや耳飾りにしていました。
3000年前から1300年前の遺跡から出土することが多く、
日本人ならたいてい歴史の時間で習って知っています。
このブログの歴史シリーズの締めくくりとして、
博物館で勾玉作りに挑戦した様子をご紹介しましょう。
博物館の人が、 勾玉作りの材料をセットにして 用意してくれています。
一セット200円。
袋の中には 勾玉になる石と、 ひも 、 2種類のサンドペーパー が入っています。
![magatama03.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama03-thumb-640x480-3399.jpg)
石は、あらかじめ
こんなふうに二つの穴を
開けてくれています。
小さいほうは、
最後にヒモを通す穴。
大きいほうの穴に沿って
削り、形をつくってゆきます。
![magatama04.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama04-thumb-640x480-3401.jpg)
とてもやわらかい石なので、
子供でもサンドペーパーで
簡単に削ることができます。
![magatama05.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama05-thumb-640x480-3403.jpg)
こういう方法で
あの勾玉の形を作っていたとは、
私も始めて知りました。
![magatama06.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama06-thumb-640x480-3405.jpg)
目の粗いサンドペーパーで
大体の形を作ると、
今度は水につけながら
細かい目のサンドペーパーで
ツルツルになるまで
磨きます。
![magatama07.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama07-thumb-640x480-3407.jpg)
ほら!
もうこんなにツルツル。
ここまでくるのに、およそ40分。
大人がやれば20分くらいで
できるかも。
![magatama08.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama08-thumb-640x480-3409.jpg)
わかりやすい見本があったので、
写真に撮ってみました。
ちなみに、
こちらの石は少し硬いため、
私の子供が選んだ物より、
時間がかかるとのこと。
![magatama09.jpg](http://jp.challenge-coin.co.jp/blog/assets_c/2009/09/magatama09-thumb-640x480-3411.jpg)
こちらは博物館に展示してある
本物の勾玉です。
メノウや水晶などで作られることが
多かったようです。
ところで、この勾玉の形を見て、皆さんは何をイメージしますか?
むかしの日本人が、なぜこの形にこだわったかは推測するしかありませんが、
研究者たちの間では、「もともと動物のキバやツノで作っていたため、
その名残でこういう形になった。」という説や、
「胎児が母親のお腹の中にいるときのポーズだ。」という説があります。
いずれにしても、勾玉を身に着けていると魔よけになり、
幸運が訪れる、と信じられていたようです。
ヒモを通して完成! 子供がしてると、 「もののけ姫」みたいでカワイイ。 どうぞ、娘のためにも、 魔よけの力を発揮してくれますように。
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