2010年2月アーカイブ

雛人形を飾りました

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3月3日の桃の節句を前に、雛人形を飾りました。

桃の節句は女の子のお祭りで、女の子のいる家庭で雛人形を飾ります。

昔から、 3月3日を過ぎても雛人形を飾っていると、

その家の女の子はお嫁に行きそびれる、といわれるため、

どこの家でも早めに出して、3月4日には片付けてしまいます。

(現代の日本では、結婚適齢期を気にする女性は少ないのですが、

風習として残っているのです。)

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お気づきの方もいらっしゃるかな?

昨年もこのブログでひな祭りのことを取り上げましたが、

そのとき飾っていたのはもっと小さな雛人形でした。

実は、私はもう一つ、写真のような7段飾りの雛人形も持っています。

これは私と妹が小学生の時におばあちゃんが買ってくれたもの。

小さい頃は、この豪華な飾りに圧倒されて、毎年これを飾っていました。

大人になると、もっとシンプルな人形が美しく思えて、私が生まれた時に母が買った

プリンセスとプリンスだけの雛人形を飾っていたのです。

ところが! 広島の実家から、

「7段飾りのひな人形がかさ張るから、あなたの家に置いといて。」

という指令が出て、昨年、大量の段ボール箱が郵送されてきました。

そんなわけで、25年ぶりにこの雛人形が陽の目を浴びることになったのです。

久しぶりのお披露目が、このブログを通して世界に発信され、

さぞかし「お雛さんメンバー」は喜んでいることでしょう!

 

hina 03.jpg この機会に、雛人形の主要メンバーをご紹介しましょう。

まずは、ヒロインのプリンセス、お雛様。↑ 

着物は1000年くらい前の十二単(じゅうにひとえ)を イメージして作られています。

彼女の後ろにあるのは「ぼんぼり」という明りで、昔は中にロウソクが入っていましたが、

今は電球が入っています。

hina 04.jpg 続いて、お殿様。雛飾りの場合、お内裏様といいます。↑

彼のところへお雛様がお嫁に来るというシチュエーションで 雛人形が飾られます。

 

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プリンセスおつきの女官たち、三人官女。↑

楽器を奏で、歌を詠み、家庭教師もこなす才女たちが姫を守りました。

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こちらは五人囃子↑  少年たちの楽団です。大人の男性と髪型が違います。

五人囃子は、大太鼓、小太鼓が二人、笛、そして歌う役というふうに決まっています。

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こちらは若い貴族の右大臣。

お殿様のおつきの男性で、もう一人おじいさんの左大臣がいます。

いつもお殿様のそばにいるだけでなく、恋の橋渡しをすることもあったそうです。

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ほかにも、お姫様の道具として、タンスや鏡台、人が担ぐカゴのミニチュアもあります。

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こちらに写っているのは、火鉢や茶道具、そして牛車。

雛人形は平安時代に貴族の女の子のままごと遊びとして使われました。

江戸時代になると、雛人形を段に飾るようになり、

人形や道具はどんどん豪華に派手になりました。

この季節には、日本各地のお城や旧家でアンティークの雛人形を展示しているところもあります。

 

かつて豪華な雛人形は、貴族や財産家の家に生まれた女の子たちだけのものでした。

もっと素朴な雛人形にもそれなりの歴史があり、こちらも調べると面白いです。

たとえば、雛人形のもっとも古いかたちの「流し雛」。↓

紙やワラでつくった雛人形を川に流します。

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また、静岡県東部の稲取(いなとり)という地方では、手作りした小さなマスコットを糸に吊るす

つるし雛(つるしびな)を飾る習慣があります。

稲取は伊豆の近く。温泉や漁港も有名ですが、毎年この時季は、

旅館に「つるし雛」を飾って旅人を迎えています。とてもきれいですよ。

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さて、浜松だけでなく日本中に寒波がやってきて、まだまだ寒い日が続きます。

でもこうしてお雛様を飾ると、もう春はすぐそこだと感じます。

外を歩けば、梅の花や桃の花が季節を先取りするように咲いています。

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記念切手が好き

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今日、郵便局に行ってきました。

ネット中心の生活をしていると郵便局に行く用事も少なく、久しぶりでした。

私はそうやって、いつも久しぶり!に郵便局を訪れるのですが、

行くと必ず記念切手を買います。

切手収集を趣味にしているのでなく、手紙を出す時に面白いのを貼るのが好きなのです。

ちなみに、今日買ったのは最初の写真の「ケロロ軍曹(ぐんそう)」というアニメがモチーフ。

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このアニメのことはよく知らないんだけど、

なんか、かわいいかな~と思って。

 

日本の記念切手は、

ここ数年、このような切手シート

になっていることが多い。

 

 

 

 

もう一つ、ちょっと渋めの切手シートも買いました。

「旅の風景シリーズ」の宮城県バージョン。

↓こういうタイプの記念切手は、きっと世界中にあるよね。

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ところで、日本国内で普通にハガキを出すと50円。封書は80円です。

ごく普通の50円切手といえば、これ。 ↓

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ま、これも美しいけど、わたしはだんぜん記念切手派だなァ~。

最近大量に購入していつも貼っている記念切手はハローキティのモチーフで、

シールになっています。水をつけなくていいから便利だけど、切手としての威厳?にかける。

それがこれ。 ↓

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半年ほど前、以前このブログでも紹介したモザイカルチャー博覧会に行って、

そのおみやげ物売り場に立ち寄ったとき、

郵便局の人がたくさんの種類の記念切手を売っていました。

モザイカルチャーとはまったく関係ないんだけど、

夫と二人で面白がって買った記念切手もご紹介しましょう。

なにやら、週間少年漫画50周年(The 50th Anniversary of Japanese weekly comic books

for boys)を記念して発売されたそうです。 ↓ 80円の切手シート

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なつかしの日本アニメのキャラクターが切手になっています。

例えば「おそ松くん」とか「プロゴルファー猿」とか「グーグーガンモ」とかの切手で

手紙が届いたら、・・・私なら笑っちゃうよね。

一つひとつの切手が面白いから、とにかく見てみて!

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どうでしょう? みなさんも知っているアニメがありましたか?

私も知らないのがたくさんあります。どの切手を誰に貼って出すか、楽しみ~!!

 

そうそう、今日郵便局に行ったとき、年賀ハガキについているクジで当選していたのが

あったので、賞品と交換してもらいました。賞品は高価なものもあるけど、

私が当たるのは、いつもお正月の記念切手シートばかり。

今年は寅年だから、トラのモチーフ。 ・・・これも素敵な記念切手か!

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イチゴの季節です

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日本は今、美味しいイチゴの季節です。

以前、フランスでイチゴを食べた時、日本とはずいぶん違うなと思ったのが印象に残っています。

フランスではイチゴの旬は初夏だったような気がする。

 

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この時季、日本中のスーパーマーケットの野菜売り場に、いろんな種類のイチゴが並びます。

私がいつも行くスーパーでも「いちごまつり」と題して、

国内の様々な名産イチゴが集められていました。

 

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有名な品種は、

あまおう、とよのか、あきひめ、など。

ももいちご、あすかルビーなど、

私は知らない新しい品種もありました。

 

それぞれ形も違うし、

甘さと酸っぱさのバランスも違う。

ぜひ食べ比べてみて!

というのが「いちごまつり」というわけか。

商売上手!!

 

 

これらのイチゴは、どれも果肉がやわらかく、口の中でとろけるようです。

以前、夏に日本の桃を紹介した時にも書きましたが、

日本人は、やわらかく、甘く、すぐに傷つくほど繊細な物が好きなのです。たぶん。

だから、日本のイチゴはどんどんやわらかく、かたちよく、

一粒一粒がスウィーツとして完成されたものに進化しています。

一粒を大きく味よく育てて、まるでお菓子のようにラッピングしたものを売っています。↓

こういうのって外国にもあるのかなあ・・。 

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お菓子といえば、

日本の超定番ケーキに「イチゴのショートケーキ」がありますが、

これもきっと日本独特のケーキだと思います。

スポンジケーキのあいだに生クリームとイチゴをはさみ、

それを真っ白な生クリームで包み込んで、上にもイチゴを飾る、というもの。

私の国にもある!という声が聞こえてきそうですが、

でも、日本のショートケーキは、その想像を絶するくらいやわらかく、フワフワで、

空気や雪を食べているように甘く繊細な食感です。

日本人なら100%知っているケーキで、ほとんどのケーキ屋さんに売っているから、

日本に来たらぜひ食べてみて! 

                                     ↓ イチゴのショートケーキ

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完璧にスウィーツ化している日本のイチゴは、

ほとんどの場合ハウス栽培され、大切に育てられます。

(だから、自然な状態より旬が早いのです。)

イチゴのハウスの中に、お金を払って一般の人が入り、

好きなだけイチゴを収穫してたべることができる「イチゴ狩り」もあります。

浜松にもイチゴのハウスが多く、毎年今頃からイチゴ狩りの宣伝が始まります。

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これがイチゴ狩りの風景。

大人が行くというよりは、小さな子供を連れて行くレジャーでしょうか。

日本にはイチゴに限らず、「○○○狩り」というレジャーが多いのです。

例えば、「ブドウ狩り」「ナシ狩り」「リンゴ狩り」「ミカン狩り」・・・。

どれも入場料を払って畑へ入り、好きなだけ果物を収穫するというシステム。

でも、どうだろう、私が子供の時ほど人気は無いかな。

 

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実は、我が家の庭にも

あきひめという品種の

イチゴの苗を植えています。

今、花が咲いているので、

今年はたくさん食べられるかも。

楽しみ~!

 

 

 

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節分と鬼のはなし

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「ガォ~!鬼だぞ~!」

とやっております、うちの娘です。

 

日本では2月3日が節分の日です。

節分とは、季節(節)をわけ(分)る日という意味で、

暦の上では節分の次の日から春になります。

昔から、季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたため、

節分には邪気を追い払う行事が行われてきました。

 

邪気とは、病気や災害や飢餓など、昔の人が恐れていたもので、

その象徴として「鬼」という悪者がつくりあげられました。

この鬼という存在は、なかなか興味深いものです。

完全な悪。とにかく悪いヤツ。見た目もわかりやすいほどに恐い。

 

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・・・こんな感じ?

なかなか良いイラストが見つかりませんでした。

肌の色は赤、もしくは青。頭に牛の角がはえ、トラの牙と毛皮を身にまとっています。

手には鉄の棒を持つ暴れん坊。

 

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ちょっと節分から話しがそれますが、

鬼は節分に限らず、日本の行事の様々なところに登場します。

鬼の出てくる昔話もたくさんあります。

鬼はいつも悪役で、それを退治する人がヒーローになるのです。

結局いつもいつも負ける鬼がかわいそうに思えて、

「実は気の弱い、案外いいヤツで、最後には反省して謝りました・・・。」

というストーリーに展開する場合もあり。

そのため鬼といえば、こんなイメージもあります。 ↓ わーい!

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そうそう、日本のアニメで世界中にファンの多い「うる星やつら」のヒロイン、

ラムちゃんも鬼という設定だったはず。

ラムちゃんのお父さんは、まさに昔ながらの鬼のイメージです。

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節分の話に戻りましょう。

2月3日の節分には、邪気をはらう行事があると書きましたが、

その行事が「豆まき」です。

昔から特別な力があると信じられてきた大豆を炒ったものを撒きます。

なぜ炒った豆かというと、撒いた豆から芽が出ないようにするためです。

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ちょうどこの写真のような感じ。木製の四角いマスにいれて撒きます。

豆をまく相手は、例の鬼さんですが、鬼は夜にやってくるといわれているため、

普通、豆まきは夜、暗くなってから行います。

そのときの掛け声は「鬼は外!福は内!」

まず、家の中から外に向かってバラバラと豆を投げ、

続いて、家の奥の方から玄関に向かって少しずつ撒いて鬼を外へ追い出します。

この記事の最初の写真のように、誰かが鬼のお面をかぶり、

鬼役になってもいいのですが、鬼なしで豆まきしても構いません。

ようは、「気」の問題なのです。

 

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節分の日の豆まきは幼稚園の定番行事。

娘の通う幼稚園にも鬼に扮した近所の大人がやってきて、 子供が豆まきします。

でも鬼役の人が本気で恐がらせるので、娘は今から仮病で欠席することを考えています。

 

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「ガオ~!おにだじょ~!」

と突然あらわれたチビ鬼。

幼稚園に来るのも、

こんな鬼ならいいのにね。

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