2010年9月アーカイブ

月夜に尺八

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9月22日は中秋の名月といって、一年で最も美しいといわれる満月を愛でる日で、

日本各地で様々なお月見イベントが開かれました。

その日の朝、浜松に住んでいるこのブログの読者の方が、

浜松の蜆塚(しじみづか)という町にある博物館でお月見の会があることを教えてくださり、

私は子どもたちと出かけることにしました。

 

博物館の広い庭の一部が会場。

今夜は満月を愛でながら日本古来の楽器「尺八」の演奏が聴けるとのこと。

会場につくと博物館の人がお月見のお供えを用意していました。(上の写真)

 

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お月見のお供えに欠かせないのは、もち米の粉で作った小さくて丸い団子。

ちょうど今ごろ野原に生えているススキの穂。

そしてサトイモやカキ、クリなど。

誰に供えるのかというと、これまた日本独特の考え方で、

特定の神とかではないのです。

月や土やその他様々な自然に対して、生かしてくれていることを感謝します。

 

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さて、尺八のコンサートが始まりました。

(月見と尺八というのは、特に何も関係なのですが。)

 

実は私も尺八の演奏を聴くのは初めてでした。

以前、フランス人の友達から尺八の音色がいかに素晴らしいかを教えてもらったことがあります。

そのとき私は「・・・・へえ~。」っていう感じ。

ほとんどの日本人がそうだと思いますが、

尺八を知ってはいるけど、聴く機会もないし、特に知識もない。

フランスをはじめ、海外のほうが人気があるのかもしれません。

 

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尺八のルーツは紀元前に遡り、

奈良時代(710年~794年)にインド、中国を経由して日本に入ってきました。

その後、ワビサビの文化とともに、日本独特の楽器として進化しました。

この写真の演奏家たちのファッションは江戸時代の虚無僧(こむそう)スタイルです。

江戸時代、戦争が少なくなって武士が職を失ない、

なかには浪人として内職をして暮らしたり、このような虚無僧になって旅をしました。

虚無僧は街角で尺八を吹き、お金をもらって生きていました。

頭にかぶっているのは天蓋(てんがい)というカゴのようなもので、

ミニマムな空間が自分の宇宙であるという思想を反映しています。

 

夜になって、いよいよ尺八の音色がドラマチックに聴こえてきます。

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尺八は竹でできています。

5つの穴しか開いていないのに、3オクターブの音を出します。

口や顎の位置を変えて音色を変えるのです。

尺八のために作曲された伝統的な曲は180曲ほどしかありません。

鶴が巣をつくる様子、波が打ち寄せる様子、滝が流れ落ちる様子など、

ほとんどが自然風景を演奏で表現します。

そして、自然を描写しているだけのように見えて、

実は、自分自身の心の葛藤や怒りや迷いを尺八の音に感じ取るのだそうです。

・・・深いね。

 

 

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清水の港で寿司三昧

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前回のブログで、東静岡までガンダムを見に行った話をしましたが、

実はそのとき近くの清水という町にも立ち寄り、お寿司を食べてきました。

清水には昔から大きな港があり、新鮮な魚が食べられる町として有名です。

また、日本のプロ・サッカーリーグ、Jリーグの中のチーム、

清水エスパルスの本拠地としても知られています。

さらに、30年ほど前に誕生した漫画「ちびまる子ちゃん」の物語の舞台でもあります。

 

最初の写真は、そんな清水の港の近くにある「S-PULSE DREAM PLAZA」。

大きなモールで、中には清水エスパルス・グッズを売るお店や、

「ちびまる子ちゃん」ミュージアムなどがあります。

 

私たちが行ったのは、たくさんの寿司屋が軒を連ねる「すし横丁」。

モールの一部分が清水の昔の町を再現した舞台セットのようになっていて、

そのあいだに10件のお寿司屋さんがあります。

どのお店に入ろうか、選ぶ楽しみもあるし、

その空間にいるだけで少し昔の日本に迷い込んだようで面白いのです。

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美味しそうなお店は何件かあるのですが、

私たちはウルサイ子ども二人連れ。

なかでも最も気兼ねなさそうな回転寿司の店を選びました。 ↓ ↓ ↓

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回転寿司については、前もブログに書いたことがありますね。

日本の回転寿司は、すべて一皿100円のお手ごろな店から、

地元の新鮮なネタを売りにする美味しいお店まで様々です。

普通は、目の前を通り過ぎる皿を取るだけでなく、

店の人に「これを握ってください」といって自分用に作ってもらうこともできます。

だから私たち夫婦のように、「子供連れで高級な寿司店に入る気はしないけど、

時々、お財布を気にせず美味しいお寿司が食べたくなる。」という人には、

こういう地元の美味しい魚を売りにする回転寿司がちょうどいいのです。

 

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なんとなんと、近ごろはお寿司を注文するのにPCのタッチパネルなんだね。

私たち夫婦は知りませんでした。

これは、なんか美味しそうじゃなくなるからNG。

というのが私たちの意見なんだけど、みんなはどう?

 

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でも、お寿司はどれも美味しかったです!

特に私が気に入ったのは、上の写真の一皿「マグロづくし」。

私はこれを3皿食べました。

そして、この後、あのガンダムを見に行って感動に涙したわけです。

ああ、幸せな週末なり。

 

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静岡に立つガンダム

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この週末に、東静岡で開催中の「静岡ホビーフェア」に行ってきました。

(開催期間 2010年7月24日~2011年3月27日)

そこには1/1サイズのガンダムの模型が展示されていて、

いま、日本中で話題になっています。

 

少し前置きを書かせてください。

日本でガンダムのアニメがテレビ放送され、主に男の子たちのあいだで大ヒットしたのは、

いまから25年から30年ほど前のこと。

私のお兄ちゃんも毎回欠かさずテレビを見て、ガンダムのプラモデルを作ったりしていました。

ただ、私は当時もその後の人生でも、まったくガンダムに興味がなかったのです。

 

今年の夏休み。

実家がある広島で美容院に行ったとき、その店長さんが私と同世代の男性で、

「静岡に住んでいるのに、何でガンダム見に行かないの?」と言いました。

そして、アニメ作品としてのガンダムがいかに優れているかを話してくれたのです。

 

さらに。

最近、深夜にテレビでガンダムのアニメを再放送しているようで、

私の夫、(これまたガンダム世代)が毎回それを録画し、

夕食後にお酒を飲みながら一人で見ています。

彼につられて3歳の息子もガンダムのアニメにすっかりはまってしまいました。

 

30年近く経った今になって、

私の周りがにわかにガンダム色に染まっているわけです。

 

 

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そうなると、ガンダム見に行かないわけには行かない、

と、浜松から高速道路で1時間半くらい車を飛ばして行ってみることにしました。

私たちは車で行ったけど、ガンダムがあるのは東静岡駅という新幹線の駅の近くなので、

鉄道で出かけるのも便利です。(上の写真は東静岡駅の構内)

また、東京から京都など新幹線で移動中にチラッと目にすることもできるでしょう。

 

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さて、歩いて会場に近づくとガンダムが見えてきました。

高さ18メートルの大きな模型です。

 

gundam 04.jpgこの広場には特設会場もあって、600円の入場料を払って入るミュージアムには、

日本のプラモデルの歴史的作品が500点以上公開されています。

実は、ガンダムのプラモデルを製造しているおもちゃメーカーBANDAIや、

自動車や戦車などのプラモデルメーカーTAMIYAは静岡の会社です。

いまや世界中にファンをもつ日本のプラモデルの本場ということで、

今回これらのイベントが開催されているのです。

 

 

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それではようやくガンダムを見てみましょう。

高さ18メートルというのは、近くで見るとかなり迫力があります。

そして、驚いたことに、かなり精巧に造られているのです。

今にも動き出しそうな感じがします。

私はこのガンダムの立像は、

重心が右によったアシンメトリーなポーズになっているんじゃないかと思います。

まるで人間が立っているみたいにナチュラルなのです。

30分ごとに目が光ったり、首が動いたりスモークが出たりします。

ガンガムのアニメの挿入歌が流れたりするので、

私はもう、鳥肌が立ち、涙が出てしまいました。

自分でも不思議なんだけど、すごく感動したのです。

 

 

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すっかりガンダムファンになってしまった私。

「こんな大きなガンダムを自在に動かすアムロってすごいな。」

って関心するんだけど、アムロもガンダムも実在しないし。

現実とファンタジーの境目がなくなって、心が自由になる感覚。

それがジャパニーズアニメの力だとしたら、すごい。

 

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家電がおもしろい!

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新聞におもしろい記事が載っていました。

日本は今年ものすごく暑い日が続き、

そのためエアコンや扇風機などが飛ぶように売れたと書いてあります。

確かに今年の夏は、エアコン無しでは過せません。

普通なら8月も中旬を過ぎる頃には涼しくなるのですが、

9月になっても毎日真夏のような暑さで、熱中症で亡くなるお年よりも増えています。

日本では、この異常な暑さのことを「猛暑(もうしょ)」と呼び、

テレビや新聞のニュースでは毎日話題になっています。

 

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ところで、私の記憶が正しければ、

フランスやスペインで部屋にエアコンがついているお宅は少なかったと思う。

日本では普通、どの家にもエアコンがあって、

しかもリビングと寝室と子ども部屋と・・・、

なんて合計5~6台もエアコンがついている家も少なくありません。

猛暑だからって、それぞれの部屋でエアコンをつけていたら、

それこそ地球温暖化に拍車をかけてしまいます。

そこで日本政府は、エアコンの設定温度を28度にしよう。とか、

家族が個々の部屋でエアコンをつけるのではなく、

なるべく一つの部屋に集まろう。といった環境に配慮した方法を提案しています。

 

私の家でも、より消費電力の少ない扇風機をフル活用しています。

今年の夏の初め、1台では不便だからと考えて買ったのが上の写真の扇風機。

なんと3500円!! 信じられない安さでしょ。

 

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みんな考えることは同じなのでしょうか?

今日、電気屋さんに行ったら扇風機はほとんど売り切れていました。

ついでに、mikoと一緒に一般的な日本の電気屋さんの店内を歩いてみよう。

 

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とても広い店内です。

こちらはエアコンの売り場。

部屋の大きさや製造メーカーごとに分かれて展示しています。

一台10万から20万円くらい。

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続いて、日本でいま注目を集めているテレビのコーナーへ行って見ましょう。

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日本で発売されるテレビは、薄型の液晶画面やプラズマ画面の大型テレビです。

50インチの大きさのプラズマテレビで38万円くらい。

数年前までは50万円くらいしたのですが、いま、どんどん値下がりしています。

 

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また、近ごろ話題になっているのが3Dテレビ。

サングラスのようなめがねをかけて見ると、映画館のような3D映像が家庭で楽しめます。

日本では1年後にテレビ放送の電波信号がすべてデジタルに切り替わるため、

それに対応したテレビに買い換える人が多く、

それならいっそ、新しい機能がついたものを、と考える人が多いのです。

ちなみに、(上の写真のものではありませんが、)

1580cm×1019cm 奥行き10cmの3Dプラズマテレビが70万円で売られていました。

一般的には、これももっと値下がりするはずといわれています。

 

あ、そうそう。

おもしろい日本語を一つ紹介しておきましょう。

日本では家庭で使う電気製品のことを略して「家電」といいます。

私が欲しい家電は、これ!

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何だと思う~??

Panasonicが数年前に発売した「ジョーバ」という健康器具。

まるで馬の背中に乗っているような動きをします。

乗馬は、馬に乗ってバランスをとることで腹筋・背筋が鍛えられ、

美しいプロポーションが保てるとともに、腰痛予防にもなるそうです。

かといって毎日乗馬することは難しいため、このような家電が開発されたのです!

 

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・・・ああそうか!

3Dの大型テレビの前に「ジョーバ」を置いて、それにまたがり、

森の中を散策するような3D画面を見ながら乗馬トレーニングをすれば、

なんだか身も心も美しくなれそう!!

ちなみに「ジョーバ」は12万円だったから、

70万と12万で82万円の夢か・・・。

ありえんな。

 

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