東日本大震災から1年がたちました。
このブログを見てくださる海外の皆さんからも、たくさんのメッセージをいただいています。
みなさん応援してくれていますね。ありがとうございます。
その一方で、日本の暮らしって、いまどうなっているんだろう?
という疑問を持たれる方も多いと思います。
今日は、あくまでも浜松に住む一人の主婦、
Miko目線で日本の現状をお伝えします。
まず、ちょうど一年が過ぎた昨日3月11日は、
新聞もテレビも一日中震災に関連した話題をとりあげていました。
全国各地で、亡くなった方へ祈りをささげる追悼式も行われました。
死者・行方不明者2万人。
一年前のあの時刻、2時46分が近づくと、
普段通りの生活をしている私もなんとなく胸騒ぎを覚え、
私の娘まで「一年前にタイムスリップして、もうすぐ津波が来るよって
みんなに教えてあげられたらいいのにね。」とつぶやきました。
悲劇の直前まで、その悲劇に気づけないというのは、残酷なことです。
そして昨日は、ちょうど一年前の日のように、とても寒かった。
めったに雪の降らない浜松にも雪が舞いました。
同じような天気だったから、記憶が生々しく蘇りました。
この一年、日本では「復興」という言葉を聞かない日はありませんでした。
また、「がんばろう!日本」とか、「絆」とか、「応援」という言葉もあちこちで目にします。
確かに震災をきっかけに日本人に連帯感が生まれた気もしますが、
その一方で深刻な問題も解決できていません。
津波の被害を受けた地域に残されている「がれき」が処分できないのです。
「がれき」の量はあわせて22520000トンで、
一年経った今もそのうちの6.3%しか処理できていないのです。
地元だけでは無理だから、「がれき」をトラックで東京や静岡などへ運んで
焼却処分などするしかありません。
ところが、放射性物質が残る可能性のある「がれき」を自分の住む場所に受け入れたくない
という人もいて、作業がなかなか進まないのです。
これは、私が毎週注文しているco-opの食品カタログです。
震災後、この冊子の中にプリントが入るようになりました。
このプリントは、カタログに載っている国内産の食品について
co-opが自主的に放射性物質が含まれているかどうかを検査したもので、
お米、野菜、果物、豆腐、肉など、様々な物が検査され、
「放射性物質は検出されませんでした。」というデータが示されています。
娘の小学校に行ったとき、
「学校給食で使われる素材は、すべて検査しているんですか?!」
と先生に問いただすお母さんもいました。
気になる人は、気になるんでしょうね。
私は気にしない人だけど、(っていうか、農薬とか食品添加物も怖いよって思うから。)
ただ、さっきの「がれき」の問題もそうだけど、
国がしっかり検査して正しい情報を国民に公開し、
不安を取り除けば復興も早まるのでしょう。
震災後一年が驚愕と絶望と悲しみと戸惑いの一年だったとしたら、
この先の一年は、日本の本当の力を出して新しい一歩を踏み出す時なのです。
みこさんへ
あっという間に、震災から一年がたちました。
昨日、「中国の中央テレビでは、日本災後一年特別報道」をテーマに、それで各地方のテレビでも関連ニュースを報道したた。
まさに、日本の方々には、辛い一年、絆の一年でした。
災害に見舞われた人たちが、一日も早く、活気が溢れるもとの生活に戻ればと願っています。
日本の与野党も、攻防姿勢よりも、力と知恵をあわせる姿勢になれば、国民に対してどんなに大きい心の力になるでしょうかね。
災害は怖いが、もっと怖いのは心が感られる怖さですかね。こんな辛い時期に、心の復興がもっと大切かも知れませんね。
最後に改めて、日本の方々の幸せをお祈ります。
恩恵さんへ
心の温まるコメントをいただき、ありがとうございます。
中国でも震災から一年たったことがニュースになったのですね。
大きな事件も、時がたつと忘れられます。
海外の人たちだけでなく、直接被害にあっていない日本人も、
被災地のことを忘れず、日ごろから防災意識を持たないといけませんね。
私は近ごろ、どんなことだって自分にも起こるかも知れないと思うようになりました。大きな地震の被害も、体の病気も、
誰かが苦しんでいることを「人のこと」とは思えません。
いつか、自分も同じようなことが起きるかもしれない・・・。
そう思って、毎日の暮らしを大切にしたいです。