最初の写真は大型バスの中の様子。
昨日、私は息子の幼稚園の行事で遠足に行きました。
ところで海外に「遠足」という概念があるのでしょうか?
家族や友人とするピクニックとは違う。
学校行事だから週末ではなく平日に授業の一環として行われる。
これって、日本だけのものですか?
ところで、日本だって昔は「遠足」というからには歩いて行ったものですが、
近ごろは今回の私たちのように大型バスで目的地に行くことも多いです。
ちっとも歩かないのに遠足なんておかしいね。
私たちが向った先は、浜松から車で50分くらいのところにある豊橋市の動物園。
ここは動物園と植物園と自然史博物館と遊園地が一つのところに集まった
たいへん広大な公園で、その総称を「のんほいパーク」といいます。
「のんほい」ってなにか特別な言葉なのかな?といま調べてみたら、
豊橋の方言なのだそうです。
「のん」は「~だねえ。」みたいに語尾につけることばで、
「ほい」は「ちょっと」みたいに相手に呼びかけるときに使うことば。
でも、たぶん今の若い人たちは使ってないと思う。
こうしてバスは「のんほいパーク」に到着。
私の子供の通う幼稚園は全学年でおよそ300人の児童がいます。
今回の遠足は保護者もいたので600人以上が参加したわけです。
公園につくと仲良し同士が適当にグループになり、
好きなところを歩きます。
私たちは動物園へ行きました。
そこで特にインパクトのあった3つのことをご紹介します。
まずは、カバ。
この動物園はカバの池がとても美しく、
まるで野生のカバのようにのびのびと過しています。
「なんであんなに太っちゃったんだろうね。」
「でも、やせてるカバはいないよね。」
「あの巨体を支えるには、足が細すぎない?」
友達と話していると、一頭のカバがのしのしと歩いて池の中へ。
深い池の中ではキレのいい身のこなしで、愉快に泳いでいました。
次は、ダチョウ。
ガラス越しにダチョウを近くに見ることができました。
それで初めて知ったんだけど、
頭の後ろに大きな穴が二つ開いてる。 あれは何?
これも今調べてみたら、なんとダチョウの耳でした。
知ってた?
砂嵐のときなどは、閉じることもできるそうです。
そして、最後に心を奪われたのはオランウータンの子ども。
1年前に母親を亡くし、とても落ち込んでいたそうです。
今は飼育係の女性が親代わりで一緒に遊んだり、スキンシップを持ったりしています。
飼育係の女性は、声も出さないしニコニコもしない。
それがなんだかミョーにオランウータンの母親っぽい。
子どもの動きをじっと見つめて、ゆっくり関わってやってる。
その様子は、私も自分の子供とのかかわりを見つめなおす良いきっかけになりました。