2011年5月アーカイブ

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最初の写真は大型バスの中の様子。

昨日、私は息子の幼稚園の行事で遠足に行きました。

ところで海外に「遠足」という概念があるのでしょうか?

家族や友人とするピクニックとは違う。

学校行事だから週末ではなく平日に授業の一環として行われる。

これって、日本だけのものですか?

 

ところで、日本だって昔は「遠足」というからには歩いて行ったものですが、

近ごろは今回の私たちのように大型バスで目的地に行くことも多いです。

ちっとも歩かないのに遠足なんておかしいね。

 

私たちが向った先は、浜松から車で50分くらいのところにある豊橋市の動物園。

ここは動物園と植物園と自然史博物館と遊園地が一つのところに集まった

たいへん広大な公園で、その総称を「のんほいパーク」といいます。

「のんほい」ってなにか特別な言葉なのかな?といま調べてみたら、

豊橋の方言なのだそうです。

「のん」は「~だねえ。」みたいに語尾につけることばで、

「ほい」は「ちょっと」みたいに相手に呼びかけるときに使うことば。

でも、たぶん今の若い人たちは使ってないと思う。

 

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こうしてバスは「のんほいパーク」に到着。

私の子供の通う幼稚園は全学年でおよそ300人の児童がいます。

今回の遠足は保護者もいたので600人以上が参加したわけです。

 

公園につくと仲良し同士が適当にグループになり、

好きなところを歩きます。

私たちは動物園へ行きました。

そこで特にインパクトのあった3つのことをご紹介します。

 

まずは、カバ。

この動物園はカバの池がとても美しく、

まるで野生のカバのようにのびのびと過しています。

「なんであんなに太っちゃったんだろうね。」

「でも、やせてるカバはいないよね。」

「あの巨体を支えるには、足が細すぎない?」

友達と話していると、一頭のカバがのしのしと歩いて池の中へ。

深い池の中ではキレのいい身のこなしで、愉快に泳いでいました。

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次は、ダチョウ。

ガラス越しにダチョウを近くに見ることができました。

それで初めて知ったんだけど、

頭の後ろに大きな穴が二つ開いてる。 あれは何?

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これも今調べてみたら、なんとダチョウの耳でした。

知ってた?

砂嵐のときなどは、閉じることもできるそうです。

 

そして、最後に心を奪われたのはオランウータンの子ども。

1年前に母親を亡くし、とても落ち込んでいたそうです。

今は飼育係の女性が親代わりで一緒に遊んだり、スキンシップを持ったりしています。

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飼育係の女性は、声も出さないしニコニコもしない。

それがなんだかミョーにオランウータンの母親っぽい。

子どもの動きをじっと見つめて、ゆっくり関わってやってる。

その様子は、私も自分の子供とのかかわりを見つめなおす良いきっかけになりました。

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

バラの咲くカフェ

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昨日、浜名湖の北のほうにある引佐(いなさ)という町へ行きました。

浜松市内から車で40分ほど。

山奥にひっそりと佇む「バラの咲き乱れるカフェ」を訪れたのです。

この店は「La rose des Vents(ラ ローズデバン)」といって、

南フランスの片田舎の家をイメージして営業されています。

ここに行くのは二度目。

昨年もちょうど今頃、友人に誘われて行ったのですが、

そのバラの美しさを覚えていて、今回は家族を連れて行きました。

 

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この店があるのは田んぼや畑が続く、いわゆる「日本の田舎」。

道案内もそれほどないし、県道からは見えないので、

偶然見つける人は少ないでしょう。

みんなこの時季のバラが見たくて、私たちのようにわざわざ訪れるのだと思います。

 

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ここではバラの苗も売っています。

そして、カフェの建物とは別に小さなギャラリーがあって、

地元のアーティストたちの作品が販売されています。

たとえば、服とか陶器とかアイアンの小物とか。

 

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今はバラが咲くシーズンなのでお客さんがたくさん来ていますが、

花の無い冬は、店自体が営業していません。

カフェで注文する飲み物の値段も特に高いというわけではありませんから、

もうこれは、オーナーの趣味の世界というべき。

 

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南仏をうたい文句にしてるけど、きっとフランス人からすれば、

かなり違ってるんだろうということは想像がつく。

でもそれは、アメリカ映画に登場する日本が、いつも中国と韓国と日本のミックスで、

まったく日本とはかけ離れているのと同じように、

この世界はあくまでも「日本人がイメージする素敵なヨーロッパの風景」なんだと思う。

 

それにしてもカフェで給仕する女性の衣装は、やりすぎでないかい?

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確かにバラはどれも見事でした。

私も庭に植えたくなりました。

特に気に入ったのは、下のオレンジ色のバラ「Pat Austin(パット・オースチン)」。

あなたの住む街でも、バラが美しく咲いていますか?

 

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

無農薬の茶葉

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5月は新茶のシーズンです。

浜松市内にも茶畑がたくさんあり、あちこちで茶摘をしています。

日本人なら誰だって飲む緑茶ですが、

それがどんなふうに生産されているか知らない人も多いでしょう。

私は広島市出身で、広島には茶畑なんて無かったから、

浜松に暮らすようになって改めて、

「ヘ~、お茶の葉ってこんなのなんだ~。」と関心を持つようになりました。

ものすごく極端な言い方をすれば、

緑茶は茶の木の葉を成分をお湯に溶かして飲むということ。

ならば、葉っぱそのものの味や状態が深く関係しているでしょう。

近所の人が、近くに無農薬で栽培している茶畑があると言うのを聞いて、

はっとしました。

・・・ということは、それ以外は農薬をかけているんだ。

もちろん、人体に無害な程度でしょうが、

毎日飲むものだとしたら、無農薬のほうがいいような気がする。

そこで、さっそく、その茶畑を訪ねてみました。

 

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茶畑の隣の小さな工場では、摘み取られたばかりの葉が、

蒸されたり、もまれたりしています。

ほとんどの工程が機械化されています。

工場の中は、お茶が蒸されるとても良い香りがしていました。

 

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そこへまた別のお客さんがやってきて、茶園のおじさんに、

「生茶(なまちゃ)を分けてもらえませんか?」と聞いています。

茶園でも生茶という言い方はしないので、どの状態の葉かわからないみたい。

「これは焙煎する前の茶葉で、これなら、まあ、生なのかもしれない。

でも、保存が利かないから2、3日で飲まないといけないよ。」

と、おじさんが加工する途中の段階の茶葉を見せてくれました。

焙煎する前の茶葉はやわらかいので、そのまま食べることもできるそうです。

そうすればカテキンという栄養素を丸ごと摂取できるわけ。

 

「・・・近ごろはテレビやなんかでお茶のこと色々やってるけど、

 俺は普通に毎日飲んでればいいと思うんだけどねえ。」

と、後で私に話してくれたおじさん。

私もそう思う。

 

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ところで、この茶畑では小学生に茶摘体験をさせてくれます。

学校から授業の一環として小学生がやってくるのです。

静岡県内には、こういう活動をしている茶畑はたくさんあります。

 

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私が買って帰ったのは2種類のお茶。

ピンク色のパッケージの方は、今年の初摘みで、

生産される量が小量なので値段も高いですが、とても美味しいです。

100g入りで1500円。

緑色のパッケージは、普段に飲むお茶用。

これは2回目に出た新芽を摘んだものですが、

それでも充分に美味しくフレッシュです。

300グラム入りで1900円。 

お茶の状態や生産方法を考えると、とても安いと思います。

もしかすると、川根(かわね)とか掛川(かけがわ)という産地のブランドではないので、

そこまで高値が付けられないのかな。

でも、じゅうぶん美味しい物はブランド以外にも絶対ある!

私がフランス旅行をした時、

知らないだけで、きっと安くて美味しいワインがあるんだろうな~、とか、

地元の人が通う美味しいレストランがあるんだろうな~

と思うように、海外の人がリーズナブルな緑茶に出会うのは難しいかもしれませんね。

 

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普段用に買ったお茶を入れてみました。

低温で抽出するのがポイント。

本当においしい! 香りゆたかで、自然な甘味があって、ふくよかで、

なぜか軽い「とろみ」を感じます。

茶の木が耐えた冬の寒さと、1年間ぶんの大地の恵みに、乾杯!

 

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ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本では4月29日から5月8日までゴールデンウィークと呼ばれる連休でした。

この期間は祝日が多く、土日の休日を入れると連休になります。

日にちは毎年の曜日によって変わってきますが、

今年のゴールデンウィークは連休になることが多いパターンで、

国内はどこも混み合いました。

 

我が家でも色々遊びに行きましたが、

今日お話しするのは5月4日の様子です。

 

家の近所の公園に子どもと遊びにいきました。 

そこには小さな神社があり、静かな博物館もあって、

私たち親子のとても好きな場所です。

 

いつもは静かなのですが、この日は違っていました。

ものすごく大きなラッパの音とたくさんの人の歌声が聞こえてきたのです。

 

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この半纏(はんてん)とラッパの音でわかりました。

そう、例年、浜松ではゴールデンウィークの3日~5日、

年に一度の大きなお祭りがあるのです。

海岸で町対抗の巨大な凧揚げ合戦があったり、

夜にはきらびやかな山車(だし)が街を練り歩いたりします。

その様子は こちら で見てね。

 

ところが今年は、あの東北の震災の影響で中止になりました。

亡くなった方を想い、また、電力不足という問題もあり、

日本ではそれを自粛といいますが、

国内の様々なイベントが自粛されています。

その一方で、自粛するより祭りでもイベントでも行って、

活気を取り戻すべきという考えもあって、今までどおり開催される場合もあります。

 

で、浜松まつりのために一年間準備してきた人たちが、

祭りが行われる予定だった日に神社に集まって、お酒飲んでいたわけです。

ま、いろんな意味で、飲みたい気持ちもわからないでもない。

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笑ってるオジサンが持っているのが浜松まつり独特のラッパです。

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さて、そんなオジサンたちの愚痴を聞きつつ、

私たちはいつもの境内へと進みました。

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お参りする時は、綱を揺らして上に付いている鈴を鳴らします。

太古の昔から、鈴の音には邪気を祓う力があるといわれているからです。

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この神社のすぐ隣に「お稲荷さん」が祀られています。

みどり深い森の中に、朱色のお稲荷さんが見える光景は、とても美しいです。

 

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こうして一通りお参りしてから、私たちはいつもの博物館へ行きます。

浜松の歴史がよくわかる博物館。

その様子は以前紹介しましたので、ぜひ どうぞ

 

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浜松市博物館は、最近、内装がリニューアルされ、

一段と展示が見やすくなりました。

私の子供たちは、ここへ行くと5000年の時の流れを、

え~と・・・うん、5分くらいで体感しています。

何回も行ってるから見るのが早いのよ。

 

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新しくなった展示コーナーとして、 こんなのがありました。 ↓ ↓ ↓

いまから80年くらい前の家の様子と、

50年くらい前の家の様子が左右にセットされ、

どの道具がどれに進化したかを当てるクイズ形式の展示です。

道具は、例えば、冷蔵庫、アイロン、ラジオ、水道、教科書などがあります。

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私の子供が黒電話に興味を示しています。

アレが電話だろうということは想像がつくようですが、

どうやってボタンを押せばいいか、わからないと言いました。

「ああ、これ? これはね、こうしてジーコジーコと指でまわして・・」

と私の指は今はもう無い、むかしの実家の電話番号をダイアルしていました。

うわ~、なつかしっ!

 

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春の台所は忙しい

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これはワラビです。

シダ植物の新芽で、ちょうど今頃、日当たりのいい森の中に出てきます。

シダ植物は様々な種類がありますが、

食用にできるものは、このワラビが最も有名です。

私の夫はとにかくヘルシーな食べ物が大好きで、

春先になるとワラビが食べたいな~と思うそうです。

これも夫が子どもを連れて森を散歩中、偶然見つけて採ってきました。

子どもはワラビ採りが宝探しみたいで楽しいようで、

そのスポットを「ワラビの里」と呼び、毎週のように出かけています。

私はワラビの美味しさがよくわからないし、

あんまり食べたいとは思わないのですが、

採れたてのワラビが入ったビニール袋を開けて、

娘が「ね、森の匂いがするでしょ?」と言ったとき、

もしかしてこういうものを食べるということは、

とても素晴らしいことなのかもしれない、と思いました。

 

ところで、

ワラビは生では食べられません。

アクが強いので、重曹をいれて下茹でする必要があります。 ↓ ↓ ↓

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近ごろ私が愛用している調理器具も紹介しましょう。

これは、「おとしブタ」。 ↑ ↑ ↑

シリコンゴムでできているフニャフニャのフタです。

日本料理を作るとき、味を浸み込ませ、素材の形を崩さないために、

木のふた「落とし蓋」を使うことが多いのですが、

その「ふた」と「ブタ」をかけて、豚の形のフタです。

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耐熱性があるので鍋の中に入れたまま火にかけてOK。

耳のところをつまんで持ち上げたり、

鼻の穴にブスっと菜ばしを突っ込んで持ち上げることもできます。

全体的にやわらかいので、ビンのふたを開けるときにも使えるみたい。

 

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ワラビの煮付けが完成するとこんな感じです。 ↑ ↑ ↑

結構おいしかった。

ちなみに、この時季はタケノコも採れます。

もちろん今年も食べていますよ。

その様子は以前ブログで紹介したので見てみて。こちらです

 

さて、日本はいまイチゴの季節でもあります。

市場に出回るイチゴはハウス栽培されているので、

野生のイチゴのシーズンよりずいぶん早いのです。

1月くらいから出始め、5月ともなればもうシーズン終わり。

でもこの頃のイチゴがやっぱり一番おいしいと思う。

もうそろそろ生のイチゴともお別れだから、

イチゴのコンポートを作っておくことにしました。

これは、静岡県産の章姫(あきひめ)という品種のイチゴです。

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私は時々、パンも焼きます。

でも冬は部屋の温度が低いのでイースト菌が発酵しにくい。

春になって気温が上がると、素人の私でも失敗しなくなります。

今日作ったのはレーズンとシナモンのパン。

ね、春の台所は忙しいのです。

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