先週、広島県内の竹原という町を旅したことを話しましたね。
今日は、そのつづき。
竹原は、古くから酒造りが盛んでした。
今も美観地区にいくつかの酒造会社が残っています。
そのなかで特に私が興味を持ったのは、
昔ながらの酒造りを続けている竹鶴酒造。 ↑ ↑ ↑
古い店の門をくぐると、薄暗い土間が続きます。
竹鶴家の何代目かは知りませんが、
竹鶴政孝さん(1894年~1979年)はニッカウヰスキーの創始者でもあります。
みんなが日本酒しか飲んでなかった時代、
スコットランドに留学してその技術を学び、日本でウイスキーを作り始めました。
現在ニッカウヰスキーは別会社で、
竹鶴酒造は小規模なメーカーですが、
その門をくぐっただけで、伝統とプライドに満ちた酒蔵だと思いました。
竹鶴酒造の屋根裏部屋には
昔使っていた道具やラベルなどが展示されています。
さて、一階に戻ると数人のお客さんがお酒を試飲していました。
そう、ほとんどの日本の「造り酒屋」では試飲ができます。
私は車を運転するから飲まなかったけど、
みんなとても楽しそう、そして、美味しそう。
日本酒は米を原料に作られます。
竹鶴酒造では米の味を最大限にいかす「生もと造り」をしています。
「生もと造り」とは、酒のもととなる酵母菌を自然界の力で培養する、
昔ながらの酒造りの方法です。
これはかなりの手間と時間がかかるため、
技術が進歩した現代では、様々な添加物を加えて時間短縮してつくられています。
昔ながらの酒をもとめてやってくる竹鶴ファンも多く、
「そんなお客様たちは、うちのポリシーに共感してくれているんですよ。」
と店の奥さんが話してくれました。
どうです?
日本酒って無色透明のイメージがありますが、
この酒は黄色っぽいんです。
私も「「秘傳(ひでん)」という純米酒を買って帰りました。
私は普段、日本酒は飲まない・・・というか飲めないのですが、
これはとても美味しいと思った!
たいへんバランスがよく、すっきりしていて、
米が原料だなと思える豊かな味。
最初に出会った日本酒がこういう味なら、
私は日本酒好きになっていたと思う。
普段はビール、焼酎、ときどきワインの夫も、
「これならいくらでも飲める」といって、本当にいくらでも飲み続けていました。
竹原の町は、竹が多く、
街路樹も竹が植えられています。 ↑ ↑ ↑
さあ、竹原の街並みを充分楽しんで、そろそろ広島に帰る時間。
竹原から広島まで、海沿いの道を西へ向かいます。
「そういえば、もう少し行ったところの安芸津(あきつ)は、
ジャガイモと牡蠣がおいしいんだよね~。」
という母の一声で、また寄り道することに・・・。
その様子は、また次回です~~~!
みこさん
明けましておめでどうございます。
日本酒は、昔ながらの技と知恵が込められるもので、自然の中でゆっくり醗酵されて、健康にいいし、時間の味も味わうことができますね。
今の多くの食べ物は、舌を楽しませるけど、添加物が加えてるし、もとの原料の味が失われています。
中国の農村では、米を発酵して酒を造るのが多いですが、その酒を中国語では「米酒」と言います。
中国では、今、春節を迎える雰囲気です。春節は、旧暦の正月です。
毎年、この時期になると、列車のチケットを取るのが大変です。
みこさん、昨年はいろいろ面白いことを載っていただき、ありがどうございました。
今年も、いろいろ教えてくださいね。
恩恵
恩恵さん、
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
中国の米酒と日本酒は似ていますね。
どんな味がするのか、味わってみたいものです。
中国ではそろそろ春節ですね。
日本が旧暦をやめてしまったのは、
少し残念だと思います。
なぜなら、季節と行事が合わないからです。
きっと春を迎えるお正月は、
春節の頃、少し暖かくなった頃が似合います。
梅の花が咲くころがお正月らしいですね。
私も恩恵さんにたくさんのことを教わりました。
今年も楽しみにしています。