あの大地震の日から2週間がたちました。
私は直接的な被害を受けていませんが、
日本人として生まれて初めての大災害と危機を目の当たりにしています。
毎日テレビで観る東北の風景は、まるで戦場のようですし、
福島の原発事故では放射能という目に見えない敵と戦っています。
いま、日本は春休みですが、
どこかへ遊びに行くにしても、なんとなく気が滅入る・・・
そんな人も多いのではないでしょうか?
計画停電や放射能に汚染された食品問題など、
今回の災害の影響はまだ続きますが、
「津波で亡くなったり、家を失った人の苦しみを思うと、
少しの不自由くらい我慢して頑張らなければ!!」
という思いを強く持つ日本人は多いと思います。
そして、
「こんな贅沢で満ち足りた暮らしが、なんだか申し訳ない。
自分に何かできないか?」と動き始める人もたくさんいます。
たとえば、
最初の写真のような援助物資の寄付です。
私の近所では、主婦たちが自分の家にある「まだキレイな服」や、
新品の肌着などを集めました。
電話で呼びかけると、一日でトラック一台分が集まりました。
これはお寺の関係者から、仙台(被災地)のお寺へと贈られます。
(もちろん、各都道府県の役所に行けば義援金や物資の寄付を受け付けています。)
また、いま日本中どこへ行っても義援金を受け付ける募金箱が置いてあります。
テレビや新聞でも義援金の受付の口座が紹介されています。
私も寄付しましたし、私の周りの人たちも、何らかのかたちで寄付をしているようです。
昨日行ったショッピングモールでは、
ものすごく大きな募金箱にたくさんのお金が入っていました。
しかも小銭だけでなく、5000円札とか10000円札がたくさん。
こんなにお札の入った募金箱は、はじめて見ました。
でも、「何もできないから、せめてこのお金を役立ててほしい!」
という皆さんの思いがすごく理解できます。
募金箱の隣には、寄せ書きのコーナーも。
私も何かしてあげたい。悲しみを分かち合いたい。励ましたい。
震災から2週間たった今、
日本人は、悲しみを乗り越えて復興の道を探し始めています。
数年、または何十年たった後、
日本人の知恵と勇気は素晴らしいね、と世界中から称賛される日がくるといい。
亡くなった人たちの命が報われるように、
私たちは自然災害や電力供給という難しい課題をクリアしていかなければいけないのです。