2009年7月アーカイブ

タタミとスダレ

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梅雨もすっかり明けて、暑い夏がやってきました。

日本は南北に細長い国なので、平均気温も各地でいろいろですが、

日本列島の真ん中あたりにある浜松では、

30度から35度くらいの毎日が続きます。

しかも湿度も高いので、日本ではむかしから、

夏になると、陽を遮りながら家に風を通す工夫がされてきました。

 

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夏になると、

スダレやヨシズ、

ゴザといった道具が

DIYショップに並びます。

すべてワラや竹など

天然の材料で

作られています。

 

 

気持ちよく日本の夏を過す為の定番アイテムといえば、

タタミとスダレでしょうか。

 

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タタミはイグサという草を

織って作られています。

一枚が180cm×90cmの

分厚い板状で、

床に数枚をギッシリ

はめ込んで使います。

 

 

 

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タタミは、はだしで歩くと

さらりとして気持ちよく、

ある程度ふかふかして

やわらかい。

ただいま、お昼寝中。

 

 

 

そういえば、わたし、いっつも不思議に思うのだけど、

ハイハイするような子供を育てるとき、外国ではどうしてるのかなァ。

タタミの部屋だと、清潔だし、ひざや手のひらが痛くならないし、

転んで頭を強く打つ心配もない・・・。

 

sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun  sun

 

さて、もう一つのアイテム、スダレはこんな感じです。

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竹を細く割ったものを

編んで作られています。

日差しを遮りながら、

風を通します。

ヒモを引っ張ると

ロールアップします。

 

 

このスダレは家の内側に取り付けていますが、

窓の外につけることもあります。

我が家の場合、毎年夏に、窓の外にネットを張り、

つる性の植物を這い上がらせて、緑の日よけを作ります。

それがこんな感じ。 ↓

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緑色が爽やかで、

暑い日も、

見ているだけで

心が癒されます。

 

 

 

 

心が癒されるだけでなく、実際に、

建物の表面温度を下げ、葉から蒸発する水分が涼しさをもたらします。

何もしていない状態より、部屋の温度が5度ほど下がるといわれ、

最近では学校でも取り入れるところが増えました。

 

さらに、この緑のカーテンには、うれしい副産物もあります。

つる性の野菜の苗を植えておけば、家庭菜園にもなるのです!!

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← キュウリ

 

まだ収穫には早いけど。

家で成ったキュウリは、

ものすごく美味しい!

 

 

 

 

 

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← ゴーヤ

 

日本の南の島、沖縄の野菜で、

とても苦いけど、

ビタミンCはレモンの3倍!

体にいい野菜です。

葉っぱの形が繊細で美しいため、

日よけとして育てるのに人気です。

 

 

 

 

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← あさがお

 

これは野菜じゃなく、

花を楽しむため。

朝しか開かない、はかなさが

日本で昔から人気があります。

夏の花です。

 

 

 

そして、一番最初の写真は「ひょうたん」という植物。

昔は水筒が無かったから、ひょうたんの実を空っぽにして、

中に水を入れて持ち運びました。

私の夫は冗談で「ひょうたんにロープを付けてあげるから、

それを腰に巻いて、水筒の代わりに幼稚園に持っていったら?」

と娘に言ってました。

 

目の前で少しずつ成長する植物を見るのは楽しい。

窓を閉め切ってクーラーのスイッチを押すより、

夏を涼しく過すためにあれこれ工夫をするほうが、

毎日が何倍も楽しくなると思うのです。

 

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森の中の小さな鉄道

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浜松市内の森の中に「ミニ鉄道」があることを知ったのは、

いまから3ヶ月ほど前のことでした。

毎月一回、最初の日曜日に鉄道ファンが集まって、

子供たちを小さな汽車に乗せてくれるのです。

それを知ってからというもの、私たちは毎回、通っています。

だって、びっくりするほど立派な鉄道なんですもの!!

 

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森の小道を抜けると、

こんな広場があります。

最初、見つけたときは、

驚きました。

 

 

 

 

 

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レールは小さいのですが、

それでも本物とそっくりで、

広場の外回り、内回りなど、

数本の鉄道が

所々で交差しています。

 

 

 

 

 

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走っているのは、

例えばこんな電車。

これはバッテリーで

動いています。

後ろに乗ると、

本当に電車に乗ったような

音と振動です。

 

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おじさんが運転中。

たぶん電車は、

このおじさんの私物。

 

 

 

 

 

 

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これは一番人気のSL 。

煙をあげて出発進行!

音も匂いもSLです。

デザインもかっこいい。

 

 

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形だけじゃなく、

本当に蒸気で走っています。

石炭をたくさん燃やし、

圧力が高まるまで発進できません。

小さなSLでもこうなのだから、

本物のSLを動かすのって、

ものすごい量の石炭を燃やすのですね。

 

 

 

 

 

浜松には、新幹線などを修理する大きな鉄道の車庫があります。

もしかすると、地元の鉄道ファンの他に、

鉄道会社のOBの人たちも集まっているのかもしれません。

いずれにせよ、私たちは無料で乗せてもらっています。

みなさん、自分でメンテナンスした自慢の汽車を持ち寄って、

子供たちを楽しませてくれているのだと思います。

 

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のんびり順番をまって、

乗りたい電車や汽車に

子供を乗せてやります。

 

 

 

 

 

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風を切って走ると、

気分は爽快!

トンネルや鉄橋のような

仕掛けもあります。

 

 

 

 

 

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右の黄色い電車は、

新幹線の路線の

点検をしながら走行する

ドクターイエロー。

本物は日本の子供たちに

人気があります。

 

 

 

 

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こちらは、汽笛コーナー。

蒸気をためて、

時々ものすごい大きな音で、

汽笛を鳴らします。

おじさん笑ってるけど、

こっちは心臓止まりそうになるよ!

 

 

 

 

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            あー面白かった。

            私も3回くらい乗りました。

            大人でも楽しいんだよー。

            また来月も行くぞー!!

 

 

 

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スイレンと金魚

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昨日、金魚を買ってきました。

少し水に慣らしたあと、池に放っておきました。

今朝見ると、みんな元気に泳いでいます。

 

今回買ったのはワキンといって、最も安い、小さな金魚です。

一匹15円。私は10匹買いました。

ペットとして高値で取引される金魚を選別するとき

撥(は)ねられたものを集め、安く売っているのでしょう。

 

 

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ワキンは、日本の夏祭りの定番

「金魚すくい」にも使われます。

紙を貼ったポイと呼ばれる道具で、

敗れるまで金魚をすくう。

 

 

 

 

 

 

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金魚の横の白っぽい魚は、

メダカ。

日本では、かつて池や小川に

いくらでもいたそうですが、

今は環境の変化で

珍しくなってしまいました。

これもペットショップで

買ったものです。

 

 

 

 

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DIYショップの中の、

ペットショップの中の、

お魚コーナー。

買った金魚を、

袋に入れてくれています。

 

 

 

 

 

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夏になると、

いろんな種類の金魚が

売られます。

金魚は、日本の夏の

イメージなのです。

 

 

 

 

ところで!

さっき私の池、と書きましたが、

私たち家族が勝手にそう呼んでいるだけで、

実際には、・・・なんていうんでしょう?

 

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私の夫が、

日本のウイスキーメーカーの樽を

改造して作りました。 

水槽用のポンプを内側にセットし、

池の水が循環しています。

 

 

 

 

 

彼は、私と庭を造るとき、水の流れる音があったほうがいいと言いました。

小川のせせらぎを造るには広い面積が必要なので、

こうしてコンパクトに水の流れを作ったのです。

窓を開けていると、家の中にいても水の流れる音が聞こえます。

夏には、これがとても涼しく感じられて、爽やかなのです。

私の庭に水の音と鳥のさえずりが無かったら・・・、

やっぱり寂しいでしょうね。

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池には、

金魚の隠れ家になるよう、

スイレンを植えました。

写真を撮ろうとしても、

すぐにスイレンの葉に

隠れてしまいます。

 

 

 

スイレンといえば、フランスの画家モネも、

庭園に池をつくり、日本風の太鼓橋も架けて、スイレンの花を咲かせました。

その絵をたくさん描いていますね。

実は、浜松には庭をテーマにした公園があり、

そこにモネの庭とそっくり同じものを作っています。

池には、フランスのモネの庭から株分けされたスイレンが咲いています。

 

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 ←

浜松の、モネの庭。

池に浮かんでいるのが、

本場からきたスイレンです。

絵みたいにきれいでしょ!

 

 

 

 

 

ところで、先日、お茶の話をすると大きな反響がありました。

こちらのサイトからも、日本の新茶を買うことができます。

画面の左側です。

静岡に次いで有名な、鹿児島のお茶で、

今年4月の中旬から下旬に摘み取ったリーフだけで作られています。

低温で入れると、濃厚な味が楽しめるそうですよ。是非お試しください。

 

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最近届いたコメント集 1

 

このブログをはじめて10ヶ月が経ちました。

毎回、世界中の方に読んでもらって、本当に嬉しいです。

たくさんのコメントが寄せられますが、日本の読者からは、

海外の人たちのコメントの内容が知りたい、とよく言われます。

わたしも、いつもコメントに返信していて、

「あー、これ、私だけが読んでるなんてもったいない!」

とじれったく思うことがしばしばあります。

そこで時々、海外から届いたコメントを紹介することにしました。

匿名ですが、ピックアップされて自分のコメントを紹介された方、

どうぞご了解ください。きっと、多くの人が私のブログの内容と同じくらい

興味を持って読んでくれると思います。 

 

  

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瀬戸物について。

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、みこさん。瀬戸物、僕も大好きです。

家にいくつもありますが、日本のお皿の絵は美しいですね。

他の国の人はとうてい真似できないと思います。

ちなみに、僕の住んでいる町は、みこさんが瀬戸の町に近いように、

同じくらいの所にリモージュという陶器の町があります。

瀬戸市とリモージュは姉妹都市なんですよ、知っていましたか?

リモージュのお皿も高いですが、

私は書き損じの格安品を買って楽しんでいます。

                                     (フランス人 男性より)

 

 

日本の瀬戸物、大好きです。織部焼きはこちらでも高価ですが、

好きなのでいくつか持っています。

日本に行くときは、必ず数枚買いますよ。

娘さんの描いたお皿、とても感動的でした。

そして、とても可愛らしい絵だと思います。

また次のブログで会いましょう!           (フランス人 男性より

 

( 娘のお皿については、多くの人が褒めてくれました。

大人になって、自分のお皿を見て嬉しく思うでしょうね、と。

私が日本の友人に、鉛筆で下書きしたから、子供が上手に絵付けできなかった。

というと、絵ではなく、丸とか線とか、そういう抽象的なものを筆で描かせたらよかったのに、

とアドバイスしてくれました。子供は丸や線を書くだけでも独創的でアートになるんだって!)

 

 

 

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浜松の水族館について。

 

 

 

 

 

 

 

 

みこさん、こんにちは。

もしこの世に海がなければ、私は悲しい!!

機会があれば、私の住んでいる町のブレストという水族館に

ぜひ来てみて下さい。オットセイもいますよ。

水族館では、傷ついた魚や海に住む生き物の治療もしています。

                           (フランス ブルターニュ地方 女性より)

 

 

 

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父の日の贈り物

について。

 

 

 

 

 

 

静岡のお茶は美味しそうですね。

私も大好きですが、mikoがお父さんにプレゼントしたようなお茶は、

なかなかフランスでは買うことができないからなあ・・・、残念。

自分が持っている煎茶に抹茶の粉を混ぜたら、

mikoの買った静岡のお茶に近い物ができるのだろうか?? やってみよう。

 

それから、日本人は家族思いなんですね。

僕もmikoのようにキティちゃんの歩数計を母親にあげようかな。

僕は子供たちから電話があって、

父の日だっていうのを忘れていた!と言われました。

でも、そんな息子たちのことが大好きです。

                                 (フランス人 男性より)

 

( お茶に関しては、「新緑の茶畑」の記事のときにも、たくさんコメントがありました。

コメント欄の中で、パリのどこどこに行ったら売っているとか、インターネットでは

このサイトが比較的安いとか、パリのあそこは最近店を閉めたらしい、というような

情報交換が行われ、掲示板のように使っていただきました。ありがとう!)

 

  rakugaki.jpg

  

 これからもたくさんのコメント、

   お待ちしています!!

 

 

 

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