日本は今、梅雨です。
本格的な夏が始まる前の2、3週間ほど、
毎日のように雨の降る時季があります。
梅雨は、日本のもっとも南西に位置する沖縄に始まり、
徐々に北上して、日本列島をしっとりと潤すのです。
梅雨の特徴は、スコールのような雨ではなく、
しとしとと弱い雨が毎日続くこと。
ただし、ここ数年はスコールのような激しい雨が局地的に降ることがあります。
これは地球温暖化の影響だろうといわれています。
さて、梅雨の季節は毎日雨でうっとうしいのですが、
傘をさして外へ出ると、紫陽花の花が美しく咲いています。
紫陽花は日本原産の植物で、海外でも人気があると聞きました。
私の庭の紫陽花。
これはガクアジサイ
という種類で、
まさにこのタイプが原種。
こういうガクアジサイを
品種改良して、
様々な色と形のアジサイが
うまれました。
ブルーの色が
美しいアジサイ。
こういう色は、
炎天下ではなく、
やはり雨の日が似合う
と思うのです。
最近、流行っている
「墨田の花火」という品種。
遠くから見ると、
花の部分が星のように
見えて、とてもきれいです。
ウズアジサイという品種。
日本に昔からある種類で、
「おたふく」とも呼ばれます。
おたふくとは、
能などに使われる仮面で、
頬の丸い女性の顔のことです。
梅雨のあいだは、
毎日こんな空。 →
アジサイは美しくても、
この時季に
日本を旅行するのは
よしたほうがいいね。
あと2週間もすれば、
ステキな夏が来るから!
日本でアジサイは、とてもありふれた植物です。
また、挿し木で増えるため、近所から苗をわけてもらうこともあります。
管理が簡単なため、公園やお寺、学校などに植えられることも多く、
この時季、あちこちで咲いているのを見かけます。
上の写真の「おたふく」は、近くの中学校の裏山で撮影しました。
ところで、
これは私の庭のアジサイ、
アナベルという品種です。
アナベルは日本のアジサイではありません。
花は、ライムグリーンから白になり、
最後にまたライムグリーンに戻ります。
私も大好きな花。
皆さんもご存知ですか?
あ! 晴れてきた!
梅雨の晴れ間は貴重なのです。
洗濯して、家の掃除しよ!