2009年5月アーカイブ

仮面ライダー

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「仮面ライダー」をご存知ですか?

日本で1971年からテレビ放送され大ヒットした子供番組で

その後もシリーズ化されて、今も続くヒーロー物語です。

浜松市内のショッピングモールに行ったとき、

偶然にも、当時の貴重なコスチュームなどを展示していたので

写真に収めてきました。

 

最初の写真の手前でポーズをとっているのが初代「仮面ライダー」。

奥にいるのが二代目です。

仮面ライダーの顔を見てください。とてもバッタっぽいです。

昆虫が苦手な私は、小さい頃、仮面ライダーを好きになれませんでした。

でも、私の兄も近所の男の子たちも、

みーんなテレビに釘付けだったことを覚えています。

 

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展覧会といっても、小規模な内容です。

入場も無料。お客さんも、まばら。

でもそのチープな感じが、

わたしの好奇心をそそりました。

そう、今でこそ日本のアニメやヒーロー物は

世界で大人気ですが、

もともとは、こんなショボイ感じだったのです。

 

 

 

 

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ショボイといいましたが、

でも、ストーリーは案外奥の深いものが多い。

そこが日本国内のみならず、

世界中で人気を博す理由です。

← こちらわ悪者。毒トカゲ男。

後ろにいる黒い衣装の二人は手下で、

本当はもっといっぱいいます。

 

 

 

 

 

仮面ライダーのあらすじ・・・・・・

主人公は、優秀な科学者でバイクのレーサーでもある本郷猛(ホンゴウ タケシ)。

あるとき、悪の組織に拉致され、

バッタの能力を持つ改造人間にされてしまった。

しかし、脳改造によって意思を奪われる寸前、

同じく悪の組織に拉致されていた緑川博士の手引きで脱出に成功。

緑川博士は怪人クモ男に暗殺されるが、その遺志を継いだ猛は、

腰につけたベルトの風車に風のエネルギーを受けて変身。

悪の組織に立ち向かうのだった。

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そんなわけで、

仮面ライダーは、ライダーだったのです。

本郷猛が乗っていたのは、日本製のバイクを改造したものでした。

私の夫は今でもバイクが好きですが、

子供の頃、仮面ライダーのライディングシーンが大好きだったといいます。

HONDA、Kawassaki、SUZUKI など、

日本のモーターサイクルは当時、次々に新車が発表され、

80年代に向けてバイク人口がどんどん増えていました。

子供向けの番組ですが、当時のそんな世相も映していたのかもしれません。

 

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近くで見ると、細部までかなりバッタです。

私は今でもオフロードのバイクをバッタっぽい

と思うのですが、

もしかして、幼い頃にこういうのを見た

潜在意識があるのかしら。。。

 

 

 

 

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仮面ライダーは、

シリーズ化されて今も続いています。

これは、何代目でしょう?

もう、いっぱいいすぎてわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

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今も、子供たちに人気の仮面ライダーって、

すごいと思います。

そういう意味じゃ、ドラえもんも、ポケモンも、

ウルトラマンも、日本のアニメやヒーロー物って、

案外、息が長いのです。

道徳とか、お説教とか、そっちのけで、

子供の夢の世界を描いているから、

いつまでも愛されるのかもしれません。

 

 

 

 

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新緑の茶畑

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静岡県は、お茶の葉の名産地です。

生産量は日本一。

川根(かわね)とか菊川(きくがわ)など、

県内でも特に上質なリーフを生産している場所もありますが、

それ以外でもあちこちに茶畑があります。

浜松にも至る所に、上の写真のような風景が広がっています。

いま、春に芽を出した新芽が伸び、

それを摘む作業、いわゆる「茶摘」がいっせいに行われます。

 

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日の光を浴びた新芽は、 とてもきれい。

昔は、この新芽を一つずつ

手で摘んでいました。

細かい手作業は、女性の仕事でした。

今は、芝刈り機のような機械で

あっという間に茶摘が終わります。

 

 

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トラックの荷台に

白い袋があります。

この中に、摘んだばかりの

お茶の葉が入っています。

 

 

 

 

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木の両側に人が立ち、

アーチ型の機械を持って、

奥に移動しながら、

上の新芽だけを刈り込みます。

だから、どこの茶畑も

この形になるのです。

  

tea5.JPG茶摘のシーズンになると、このような↑ 茶摘娘の格好をした子供が現れます。

可愛いと思いませんか?

昔、手作業で新芽を摘んでいた頃、この作業服が定番でした。

本来は大人の女性用ですが、

今は、観光で子供に茶摘体験をさせたり、

村の新茶祭りの時などに、親が着せたりします。

 

また、待ちに待った新茶のシーズンには、

あちこちで一番茶が売り出されます。

一番茶とは、春に初めて出た新芽を加工してできたお茶のこと。

お茶の葉を蒸しながら、揉む、といった加工も、ほとんど機械で行われますが、

高級茶葉は、今でも昔ながらの手作業で行われます。

それが、こんな感じ。↓

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手際の良いおじさんたちの仕事ぶり。

おじさんの手はつやつやです。

お茶の成分が肌にいいのだそうです。

そう聞いておじさんを見ると、顔もつるつる。

毎日、自家製のお茶を飲んでいるのですか?

 

それにしても、横で見ていると、とてもいい香りが漂います。

お茶のみたいな~と思っていたら、「どうぞ。味見してください。」

と、できたての一番茶を入れてくれました。

 

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とても繊細な一番茶は、ぬる目のお湯で入れます。

想像を絶するくらい美味しい!甘い!(もちろん砂糖は入れません。)

手間ひまかけて大切に育てた葉を、職人の手で加工し、

心を込めて茶碗に注ぐ。

それを口にする私はなんて幸せなんでしょう。

ああ、一日一回は、こうして美味しいお茶を飲みたいな、と思ったのでした。

 

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最近届いたコメント集 その2

 

毎回、海外からたくさんのコメントをいただいています。

皆さん、日本の文化や生活にとても興味があって、

このブログを楽しみにしてくれています。

常連さんもいて、「このあいだ日本に旅行してきました。

新幹線で浜松を通るとき、ミコ~!!って思いました。」

というコメントもありました。嬉しいです。

 

今回は、中国語とフランス語のコメントから、興味深いものをご紹介します!

(写真は、以前このブログで紹介したものです。)

まずは、中国から3つ・・・・・

 

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文字や建築など、

日本は中国と似たところがあり、

まるでひとつの家族のようですね。

私たち東洋人は、あまりにも西洋崇拝に

傾いてしまって、アジアの魅力に

気付きにくくなっているのが残念です。

             

 

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中国にも、

1元ショップや2元ショップがあります。

        

 

 

 

 

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機会があったら、

秋葉原について書いてください!

本当にアニメの聖地なのか、

とても知りたいです。

(中国でも日本の漫画やアニメが人気で、

 秋葉原も有名だそうです。)

 

 

 

続いて、フランスから4つ・・・・

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こういうフランス語は、確かにヘンですが、

どれもデザインはすごくカワイイと思う。

私も欲しいくらいです。

日本のデザインや色使いは、

どれもカワイイと思います。

 

 

 

 

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日本の竹はフランスに比べてかなり大きいですね。

私はモンペリエに住んでいますが、

近くに竹の公園がありますよ。

私の家の庭にも緑と黒の竹を植えています。

アジアに住んでいる気分になれるから。

 

 

 

 

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調べてみたら、フランスにも

そろばん協会がありました。

進級テストもあるようです。

そろばんに似たような道具は、

ローマ時代からヨーロッパにもあります。

ただ、学校で教えることはありません。

 

 

 

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わたしは日本を旅行して以来、

温泉が大好きになりました!

家の近くに温泉が湧いていることを知って、

それを引いてきて、

なんと露天風呂まで作りました!

日本とそっくりとはいきませんが、

とても快適です。

 

 

 

他にも紹介したいコメントはたくさんあります。

少しでも日本の皆さんにご紹介して、

なるべく言葉の壁が無くなれば・・・と思っています。

それにしても、皆さんかなりの日本ツウ。

なかには、広い自宅の敷地内に純和風の日本家屋を建て、

日本庭園を造って、時々お茶会を開いているという、

フランス人男性もいらっしゃいます。

わたしより日本人じゃん!!!

海外からのコメントには写真がリンクされていることもあるので、

皆さんも、是非、時々覗いてみて下さい。

 

 

 

タケノコの季節

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最近、10日に一度くらい、

夫が子供を連れてタケノコを掘りに行きます。

タケノコは、竹の赤ちゃん。

4月の下旬から一ヶ月ほどのあいだに、

竹林の地面からにょきにょきと出てきます。

 

竹林は、もともと中国から渡ってきた人たちが

防風のために植えたのが始まりだそうです。

竹は、土の中に根を伸ばし、どんどん増える強い植物。

いまや日本中に竹林が広がっています。

タケノコを美味しく食べることのできる時期に、掘って間引くことは、

竹林を健康に保つためにも、大切なことなのです。

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間引かれて、

地面がすっきりとした竹林。

涼しげで、美しいです。

人の暮らしに近いところにある

自然のことを「里山」といいます。

里山は、ある程度、

人が手入れすることが必要です。

植物と動物と人の、

大事な共存エリアなのです。

 

 

 

 

 

ま、わたしは、それを知識として頭に入れておきたいタイプ。

夫は、旬の美味しい食材を手に入れたいタイプ。

4歳の娘の手に軍手はめ、長靴を履かせて、竹林に分け入ります。

娘も、タケノコ掘りは宝探しみたいで楽しいといいます。

 

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 →

タケノコは、こんなふうにして

地中から顔をだしますが、

ここまで出たものは、

硬くて食べることができません。

地面から、ほんの少し

顔を覗かせてるくらいが掘りごろ。

しかし、それを見つけるのは、

とても難しいのです。

 

 

 

 

そうして、やっと見つけて掘り出したものが、最初の写真になるわけです。

これも、地上に出ていたのは、たった5センチほどなのです。

 

タケノコは、生で食べることができません。

アクが強いので、アクや苦味をとるために、すぐに茹でなければいけません。

1時間ほど下茹でするとき、鍋に唐辛子と「米ぬか」を入れます。

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「米ぬか」とは、

お米を食べやすくするために、

米粒の表面を削ったときに出る、

削りかす。この写真で、

泥のように見えるのが米ぬかです。

 

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茹でたものを

そのまま冷めるまで待って、

皮をむきます。

タケノコって、

食べるところは、少しなの。

 

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今回の収穫は、これだけ。

でもまあ、タケノコって、

じゃんじゃん食べる物では

ないので、色々な料理に使って、

ちょうど10日くらいで食べきります。

 

 

 

 

このブログは、中国の方たちがたくさん見てくれているようです。

中国でも、やっぱり、こうして食べるんですか~?

我が家では、タケノコを刻んで豚肉と炒めたり、

もっと細かく切ってギョーザに入れたりします。

 

でも、堀りたては、夫のリクエストに応えて、タケノコのお刺身にします。

特に柔らかい部分だけを薄く切り、香りの良い木の芽を添えて。

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   お醤油とワサビを

    ちょっとつける。

   香りと歯ざわりを 楽しむ、

    大人の味です。→

 

 

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手羽先とタケノコの煮物。

こってりした味で、

シャキシャキしたタケノコの

歯ざわりが楽しい。

 

 

 

今回は、少しがんばって、いなり寿司もつくってみました。

写真ではわからないのですが、おあげの中に、

タケノコと人参と椎茸とゴマの入った寿司飯が詰まっています。

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 いなり寿司は、ノスタルジックな味。

昔っぽいというか、

田舎のおばあちゃんが作りそうな

イメージでしょうか・・・。

自分で作っておきながら、

懐かしい味がしました~。

                                                                                                          

 

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こいのぼり

koinobori1.jpg5月5日はこどもの日。

いま、日本ではあちこちに「こいのぼり」が泳いでいます。

鯉を形どった筒状の布をロープでしばり、

風を受けて、あたかも青空を泳いでいるかのように見せるのです。

こいのぼりは普通、男の子のいる家庭で揚げるので、

こいのぼりがはためいていると、「あ、あそこの家には男の子がいるのだな。」

とわかるわけです。

  

koinobori2.jpg

 

こいのぼりを揚げるためには、

はじめに、

庭にポールを立てないといけません。

これがけっこう大変な作業です。

こいのぼりは、毎日、

夕方になると、しまいます。

(ポールはそのままです。)

また、雨が降りそうになると、

これまた、降ろして、家の中にしまいます。

・・・大変なんですよ。

3本くらいポールが立っていると、

すべて降ろすのに30分かかるとか。

 

 

koinobori3.jpgたいていの幼稚園で、

小さなこいのぼりを作ります。

→ これはハサミで切って

ノリで貼るタイプですが、 

後日、自分で鯉の絵を描いて

作ったものを持って帰りました。

こいのぼりの色やデザインは、

とてもアジアチックです。

 

   

                                                                                                     

このブログで、3月に「おひなさま」を飾る女の子のお祭りを紹介しましたが、

言ってみれば5月は、その男の子バージョン。

こいのぼりだけでなく、兜や人形を飾る家もあります。

ただし、「おひなさま」や「こいのぼり」ほど一般的ではなく、

私のイメージでは「男の子が生まれたことが嬉しいおじいちゃんが、

気前良く若夫婦にプレゼントしてやる」といった感じ。

ちなみに、我が家には、こいのぼりも兜の飾りもありません。

息子よ、・・・すまない。

 

  koinobori4.jpg                                                                                

 

 

← 鎧の飾り。

本物の鎧の、

半分くらいの大きさです。

 

 

 

koinobori5.jpg

 

← こんなものを発見。

鎧を着た人形が

アメリカンスタイルの

バイクに乗っています。

背中の旗のところに、

子供の名前をプリント

することができるようです。

 

 

 

いや~、冗談はさておき。

男の子だから、「お人形が欲しい。」とは言わないのですが、

来年は、こいのぼりを買おうと思っています。

私には兄がいて、小さい頃、庭に、こいのぼりが飾ってありました。

青空に泳ぐのを下から見上げて、

なんて大きいんだろう。と思ったのを覚えています。

小さいときに、「うわー、大きいなあ。」と感じることは、

なんとなく、とても良いことではないかと思うのです。

koinobori7.jpg

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                                              これくらいの兜なら、

                                  飾ってもいいね。→

 

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