「仮面ライダー」をご存知ですか?
日本で1971年からテレビ放送され大ヒットした子供番組で、
その後もシリーズ化されて、今も続くヒーロー物語です。
浜松市内のショッピングモールに行ったとき、
偶然にも、当時の貴重なコスチュームなどを展示していたので
写真に収めてきました。
最初の写真の手前でポーズをとっているのが初代「仮面ライダー」。
奥にいるのが二代目です。
仮面ライダーの顔を見てください。とてもバッタっぽいです。
昆虫が苦手な私は、小さい頃、仮面ライダーを好きになれませんでした。
でも、私の兄も近所の男の子たちも、
みーんなテレビに釘付けだったことを覚えています。
展覧会といっても、小規模な内容です。
入場も無料。お客さんも、まばら。
でもそのチープな感じが、
わたしの好奇心をそそりました。
そう、今でこそ日本のアニメやヒーロー物は
世界で大人気ですが、
もともとは、こんなショボイ感じだったのです。
ショボイといいましたが、
でも、ストーリーは案外奥の深いものが多い。
そこが日本国内のみならず、
世界中で人気を博す理由です。
← こちらわ悪者。毒トカゲ男。
後ろにいる黒い衣装の二人は手下で、
本当はもっといっぱいいます。
仮面ライダーのあらすじ・・・・・・
主人公は、優秀な科学者でバイクのレーサーでもある本郷猛(ホンゴウ タケシ)。
あるとき、悪の組織に拉致され、
バッタの能力を持つ改造人間にされてしまった。
しかし、脳改造によって意思を奪われる寸前、
同じく悪の組織に拉致されていた緑川博士の手引きで脱出に成功。
緑川博士は怪人クモ男に暗殺されるが、その遺志を継いだ猛は、
腰につけたベルトの風車に風のエネルギーを受けて変身。
悪の組織に立ち向かうのだった。
そんなわけで、
仮面ライダーは、ライダーだったのです。
本郷猛が乗っていたのは、日本製のバイクを改造したものでした。
私の夫は今でもバイクが好きですが、
子供の頃、仮面ライダーのライディングシーンが大好きだったといいます。
HONDA、Kawassaki、SUZUKI など、
日本のモーターサイクルは当時、次々に新車が発表され、
80年代に向けてバイク人口がどんどん増えていました。
子供向けの番組ですが、当時のそんな世相も映していたのかもしれません。
←
近くで見ると、細部までかなりバッタです。
私は今でもオフロードのバイクをバッタっぽい
と思うのですが、
もしかして、幼い頃にこういうのを見た
潜在意識があるのかしら。。。
←
仮面ライダーは、
シリーズ化されて今も続いています。
これは、何代目でしょう?
もう、いっぱいいすぎてわかりません。
今も、子供たちに人気の仮面ライダーって、
すごいと思います。
そういう意味じゃ、ドラえもんも、ポケモンも、
ウルトラマンも、日本のアニメやヒーロー物って、
案外、息が長いのです。
道徳とか、お説教とか、そっちのけで、
子供の夢の世界を描いているから、
いつまでも愛されるのかもしれません。