日本人にとって年末は、クリスマスよりもお正月という人は多いと思います。
私も、その一人。
お正月の準備は大変ですが、気持ちが引き締まるものです。
例えば、大掃除。
この寒い冬のさなかに、
日本人は家や職場を大掃除するのです。
そもそも正月は神様を迎え入れる行事だから、
街や家や自分自身を清めるのです。
掃除が終わったら、神様へのお供えや飾りをつけます。
鏡餅。
真ん中にある白いお餅を重ねたもの。
一番上にダイダイやミカンを、
下にはウラジロというシダを
飾ります。
すべての飾りに意味がるのです。
しめ縄。
玄関のドアに飾ります。
日本各地で、
しめ縄のかたちが違う。
浜松には、
独特の形はないので、
我が家はいつも
オーソドックスな飾りです。
近くで見ると、こんな感じ。
金色の鳥は、鶴。
緑のふさは松の葉。
赤いつぼみは梅の花。
下の方には、稲穂もあります。
すべて、縁起のいいものばかり。
こうやって、日本のお正月は、水や木や風やお日様など、
自然界の恵みに感謝の気持ちを表します。
31日までバタバタと掃除や買出しをしている人々が、
1日の朝にはピタッと静まり、身を正す。
日本中が静寂に包まれる・・・。
その緊張感は、海外の人には異様に映るかも。
わたしは大好きです。
さて、お正月の準備も整ったので、
家族で近くの湖まで散歩に出かけました。
浜松は、日本の中でも暖かいほうで、雪は降りません。
天気のよい冬の日は、散歩にちょうどいいのです。
道端には、お地蔵さんも。
高さ30センチほどの、
小さなお地蔵さまです。
どこかの子供が、お供え物の真似をして
小石を並べたのでしょうか?
椿の花が満開です。
椿は、花よりも葉を楽しむ、
という人もいます。
「つばき」とは、
「つや葉の木」から名付けられています。
お日様に照らされて
輝く葉もきれいですねー。
お正月は、
家族が集まる実家へ帰ります。
今年、このブログで出会えた
世界中の人に感謝しています。
ありがとう。
来年も、平和でありますように。
浜松より、愛を込めて。