2012年6月アーカイブ

おにぎり

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これは、5歳の息子が作った「おにぎり」です。

私が作るのをいつも見ていて、「今日は自分で作ってみたい!」と言いました。

もちろん、いろんな準備は私がしてやったけど、

ご飯を丸くまとめたのは彼の仕事です。

へえ~、まだ5歳なのに、おにぎりできるんだ。

と我が息子ながら感心していると、

ちょっとまった。これって日本人ならではの得意技かもしれない!

と思いつき、記事にしてみることにしました。

 

今日は、おにぎりの話。

 

日本人の主食は米です。

普通はお茶碗に炊き立てのご飯をよそって食べますが、

テイクアウトするときは「おにぎり(オムスビ、とも言う)」にします。

それだけでなく、炊き立てのご飯を今すぐ食べることができないときに、

とりあえず「おにぎり」にしておいたり、

炊いた白米が残った時も、おにぎりにします。

なぜなら、白米は炊き立てが一番おいしく、それ以降は時間とともに美味しくなくなるので、

それならいっそ、味をつけたおにぎりにしておこうか、という発想。

 

とにかく、同じ白米を使った食べ物でも、

日本人にとっておにぎりはスシよりも身近です。

 

では、作り方。

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炊き立てのご飯を用意します。↑

炊き立てでないと、コメ自体がぱさぱさしてくるので、上手にまとまりません。

しかも、まったく美味しくありません。

 

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手をよく洗い、両方の手のひらを濡らした上に、塩をふります。↑

塩は、味をつけるためでもあり、保存効果を高めるためでもあり、

手のひらにご飯粒がくっつかないためでもあります。

 

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手のひらにご飯をのせます。 ↑

この時のご飯の量で、出来上がるオムスビの大きさが決まります。

慣れてくると、だいたいの感覚で、何個も同じ大きさのオムスビが作れます。

 

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2~3回、手のひらをあわせただけで、ボールのような形になります。↑

日本語では「結ぶ」とか「にぎる」という、この動作。

外国語ではどう表現すればいいのでしょう。

パンのように丸めるのではなく、

自分の手のひらで作った型に圧縮する、といった感じでしょうか?

 

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私の右手は三角のカドをつくり、左手は側面と底辺を平らにしています。 ↑

これを同時に行いながら、手の中でカドを回転させています。

ご飯を手のひらに載せてから、およそ15秒で・・・

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三角のおにぎりの完成です!

・・・たった15秒ですよ。ちょっと。

自分でもびっくり。

普段、当たり前にやってるけど、人間の手って、すごいよねぇ。

 

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2分くらいで、これくらいできるので、料理としては大変簡単な料理です。 ↑

でも、炊き立てのご飯で作るおにぎりは最高に美味しい!

特におなかがすいたときは、何よりのご馳走です。

だから、すぐに誰かが食べてる。

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お母さんはね、この後、海苔を巻こうと思ったのです。

おにぎりに欠かせないのは、海苔。 ↓

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スシでお馴染みの食材ですね。

これを、おにぎりに巻くときは、いろんな方法がありますが、

私の場合は、こんな風に三角に切ります。 ↓

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海苔の三角の頂点と、おにぎりの三角の頂点を逆にして包めば・・・ 

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最小限の海苔で、オムスビ全体を包める、というわけ。

これは私が小さい頃、母に教わりました。

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  そう、私も自分の母親のオムスビを食べて大きくなったのです。

きっと、みんなそう。

だから、オムスビはお母さんを思い出す食べ物といえるでしょう。

なにせ手で直接作るのだから、知らない人の作ったおにぎりは食べられないという人もいます。

衛生的に信頼できない、という意味もあるし、

何か、理由はないけど、なんとなくいや、という人も多い。

(コンビニで売ってるおにぎりなどは、機械で作られています。)

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ともかく、おにぎりはスシよりも、日本の心を表す食べ物。

ご飯に、ゴマ、昆布、鮭など、様々な具をあわせることで、味のバリエーションも広がります。

スシみたいに、海外でブレイクする日が来るかもしれませんね。

 

最後に、みなさんへお知らせです。

このブログは、2008年10月から毎週月曜日に更新してきましたが、

わたしがちょっと忙しくなってきたこともあり、毎週の更新が難しくなりました。

これからは、楽しい発見や面白い物を見つけた時、時間を見つけて更新していきたいと思います。

楽しみにしていてくださいね!

それでは、またね~!!!! Miko

 

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

バリアフリーの心

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一枚目の写真は、よくある日本の街なかの風景ですが、

この道路にご注目ください。

皆さんの国と、もしかしたら違うところがあるのではないでしょうか?

 

 

道路の右側に、黄色い線のようなものがずっと続いているのがわかりますか?

あれは実は線ではなくて、黄色い部分が1センチほど出っ張っています。

目の不自由な人が、足の感覚にたよって道路をまっすぐに進むためのもの。

もちろん、盲導犬や杖など他のアイテムと併用してでしょうが、

きっと大きな不安の一部だけでも取り除けるのではないでしょうか?

 

この誘導ブロックは、この道路だけでなく、日本全国の車の交通量の多い道路に、

ほとんどと言っていいほど張り巡らされています。

わたしが小さい頃からあるので、30年以上前から一般的だと思う。

で、あまりにも一般的で私は普通だと思っていたのですが、

外国人の友達が「これなに?」って聞いたので、

もしかして、他の国には無いのかもしれないって気づきました。

皆さんの国の道路にはありますか?

 

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近くで見ると、こんな感じ。  ↑ ↑ ↑

(これはもう古くて、ずいぶん擦り切れていますね。)

 

もちろん、まっすぐな道だけではありません。

カーブに沿っていたり、信号や交差点の前では、

ここで止まって!みたいな指示もあります。

ブツブツのブロックが止まれの合図。

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目の不自由な人は、交差点で信号が変わったことも気づきにくいでしょう。

そこで、街なかの大きな交差点では、

歩行者の信号が青に変わった時に音楽や鳥の鳴き声が流れます。

 

 

これは新幹線の中のトイレにあった点字。

トイレの間取りがどうなっているか示されています。

公共施設には様々な場所に点字の説明がついています。

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よく見たら、私の家の洗濯機にも点字がありました。

これは1年くらい前に買った新製品だけど、その前に使っていた洗濯機には、

たぶん点字はなかったと思う・・・。

最近の日本の家電製品には点字が付いているのかな?

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点字からは話がそれますが、日本の駐車場には、

身体の不自由な人や、介護をしている人専用の駐車スペースがあります。

病院や役所、駅などはもちろん、

スーパーやショッピングモール、レジャー施設にも用意されています。

こういった駐車スペースは、駐車場の中で最もいい場所?建物に近い場所にあって、

そこに健常者が車を止めてはいけません。

(・・・モラルに反するからっていう意味で。)

 

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日本には、他にもバリアフリーな設備や親切な案内がたくさんあります。

しかしそれは日本人が親切だということではありません。

人が困っていることに気づけなかったり、

助けの手を差し伸べる勇気がなかったりする人が多いと思います。

サインや設備が充実しているから、それに任せておけばいい。

私は何も手伝わなくていい。みたいな感情もあるように思えます。

 

人の痛みがわかる心を養っていきたいですね。

さて、皆さんの国ではどうですか?

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーターラビットの世界

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あ! あんなところにウサギがいる!!

・・・なんて、実は私の家で飼っているウサギです。

いま生後4か月のウサギですが、彼、ピーターはもう大人なんですって。

 

正確に言うと、ピーターは私の娘が飼っています。

彼女は動物を飼うのが初めてです。

(トカゲとか、虫とか、ザリガニとか、そういうは経験アリ)

 

ピーターに出会ったのは、今から2か月前のこと。

わたしが毎日のように行く野菜の無人販売所に、

その日は珍しく娘と一緒に行きました。

すると、そこに「ウサギの子供が産れました。ほしい方は、こちらに連絡ください。」

という張り紙がしてあったのです。

書かれてあった番号に電話すると、そこから歩いてすぐのお家で、

娘と私はそのまま行ってみることに・・・。

ウサギなんて、ペットなんて飼う予定全くなかったのに、

あまりの可愛さに、そのまま一羽連れて帰りました。

それが、ピーター。

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ミニウサギという品種でペットショップでも売られていますが、

いわゆる雑種で体が丈夫なため、飼いやすいのだそうです。

 

日本では野生のウサギが珍しく、

まあ、ほとんどと言って野原でピョンピョンしているウサギを見ることはありません。

日本は酪農国ではないため、ヒツジや牛や馬、

そういった動物も、まったく身近な存在ではありません。

ですから、子供と動物が触れ合うには、ペットを飼うか、

もしくは動物園に行くか。

 

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私の娘は、本当にピーターのことが好きで、可愛がっています。

学校から帰ってくると、いつもこうして抱っこしたり、犬のようにリードにつないで、

近くの野原に連れて行きます。

 

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 ...寝てしまいましたね~。見ているこっちまでまったりとしてきます。

ところで、日本人はウサギを食べません。

!!と言うと、日本人の読者の皆さんはびっくりするかもしれませんね。

わたしも海外でウサギ肉の缶詰をみたときは、衝撃を受けました。

きっとウサギ肉を食べる習慣のある国は、多いと思います。

皆さんの国はどうですか?

 

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 ピーターを外で飼っても猫や鳥に狙われないように、

夫がウサギ小屋を作りました。

 

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この木の小屋の中に、ゲージ↑がすっぽり入る仕組み。

毎日フンの掃除をしやすいように、床のトレーが引き出せます。

時々ゲージごと取り出して洗えるように、屋根が開くようになっています。

 日本の夏は、蚊も多いので、

小屋の傍にペット用の蚊よけシートも置いて。

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娘がウサギを飼い始めたというと、学校の友達が次々に見にきました。

日本ではペットと言うと、圧倒的に猫と犬が多く、ウサギは珍しいのです。

私の家の近所では70%くらいの家庭で、なんらかのペット飼っています。

いま、日本で人気の犬のペットは柴犬、トイプードル、ミニチュアダックスフント・・・

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そうそう。

近所の方は一年ほど前から、福島で被災して、ペットを飼えなくなった人の犬を

飼い始めました。もう老犬ですが、浜松で第2の人生?犬生を送っています。

ペットって様々。

あなたは、ペットと暮らしていますか?

ここにしかないものがあります。DiEGO

 

 

日本人と香り

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わたしが今、この記事を書いているパソコンのすぐ横に、このバラがあります。

夫が庭で育てているツルバラで、いま、満開なのです。

とてもいい香りがするので、家の中にたくさん飾ります。

部屋中にフレッシュなバラの香りがふくらんでいます。

 

今日は、香りの話しです。

先日、トイレの芳香剤を買いました。

海外の人たちのために、一応、パッケージの言葉を書くと・・・

・トイレ用の芳香剤

・リラックス アップルの香り

・香りのオイルが60日間長続き

とあります。

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パッケージを開けると、密封された香りのオイルと、

それをセットする本体が入っています。 値段は400円くらい。

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オイルを本体にセットするとカチッと音がして、はじめて開封され、

その時点で香り始めます。そして60日間でオイルが無くなっていく・・・というわけ。

 

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本体は手のひらほどの大きさで、60日後には、

別売りされているオイルのカートリッジだけ替えればいいのです。

 

とても便利ですが、なんだか、このチマチマした感じがいかにも日本人的だな~

海外ではトイレにどんな芳香剤を使うのでしょう?

それとも、使いませんか?

 

 

小さい頃の記憶では、

日本でトイレの芳香剤といえば、ほとんどが「金木犀の香り」だったと思います。

むかし、トイレは「かわや」などと呼ばれ、

母屋とは別の場所に小さく建てられていました。

その横には匂い消しとして、香りの強い花を咲かせる金木犀が植えられたのです。

トイレの芳香剤といえば、やっぱり金木犀の香りでしょう・・という発想から、

一昔前の芳香剤は金木犀ばかりでした。    

  

 

                               金木犀の木 ↓kaori 6.jpg

あまりにもトイレと金木犀の香りが結びついているため、

逆にトイレや部屋に金木犀の香りを置きたくないという人も多く、

近年は、ほとんど金木犀の芳香剤を見かけません。

わたしが今回買ったのも、リンゴの香り。

他にも、石鹸の香りや、海の香り、森の香り、バラの香り、南国のフルーツの香りなど、

バリエーションは豊かです。

 

日本人は基本的に無臭なのが好きなため、消臭剤は昔からありましたが、

部屋に香りをつける、楽しむ、という感覚は最近のものだと思います。

トイレに限らず、部屋に芳香剤を置いたり、

洗濯をするときに香りを楽しむ柔軟剤を入れたりするのは、

ここ数年で日本に広まったことなのです。

 

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部屋中を消臭し、香りをつけるスプレーも人気。

これはソファーやじゅうたん、カーテンなどに吹き付けます。

ペットを室内で飼っている友人は、よく使うと言っていました。

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ただ、不思議なことに、自分自身に香りをつける「香水の文化」は、

日本ではあまり浸透していません。

私もいくつか香水を持っていますが、毎日つけるわけじゃない。

じゃあ、どんな時につけるの?って、それも特に理由があるわけじゃない。

だから、なんか今日つけすぎたかな?とか落ち着かないことも多い。

そんな日本人は多いのではないでしょうか?

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また、女性が使う化粧品でも、無香料のものが多く、

「この匂いが好きだから、これを使ってる。」というチョイスのしかたは、

日本ではあまりしないような・・・。

 だから海外のお土産にハンドクリームや化粧水をもらったとき、

「うわ~、すごくいい匂い!」と私はいつも感心するのです。

 

日本でも、香水や化粧品のように「自分が薫る習慣」が少しずつ広まっていくのかな?

それとも、やっぱり日本人は無臭であることを好むのかな?

 

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