これは、5歳の息子が作った「おにぎり」です。
私が作るのをいつも見ていて、「今日は自分で作ってみたい!」と言いました。
もちろん、いろんな準備は私がしてやったけど、
ご飯を丸くまとめたのは彼の仕事です。
へえ~、まだ5歳なのに、おにぎりできるんだ。
と我が息子ながら感心していると、
ちょっとまった。これって日本人ならではの得意技かもしれない!
と思いつき、記事にしてみることにしました。
今日は、おにぎりの話。
日本人の主食は米です。
普通はお茶碗に炊き立てのご飯をよそって食べますが、
テイクアウトするときは「おにぎり(オムスビ、とも言う)」にします。
それだけでなく、炊き立てのご飯を今すぐ食べることができないときに、
とりあえず「おにぎり」にしておいたり、
炊いた白米が残った時も、おにぎりにします。
なぜなら、白米は炊き立てが一番おいしく、それ以降は時間とともに美味しくなくなるので、
それならいっそ、味をつけたおにぎりにしておこうか、という発想。
とにかく、同じ白米を使った食べ物でも、
日本人にとっておにぎりはスシよりも身近です。
では、作り方。
炊き立てのご飯を用意します。↑
炊き立てでないと、コメ自体がぱさぱさしてくるので、上手にまとまりません。
しかも、まったく美味しくありません。
手をよく洗い、両方の手のひらを濡らした上に、塩をふります。↑
塩は、味をつけるためでもあり、保存効果を高めるためでもあり、
手のひらにご飯粒がくっつかないためでもあります。
手のひらにご飯をのせます。 ↑
この時のご飯の量で、出来上がるオムスビの大きさが決まります。
慣れてくると、だいたいの感覚で、何個も同じ大きさのオムスビが作れます。
2~3回、手のひらをあわせただけで、ボールのような形になります。↑
日本語では「結ぶ」とか「にぎる」という、この動作。
外国語ではどう表現すればいいのでしょう。
パンのように丸めるのではなく、
自分の手のひらで作った型に圧縮する、といった感じでしょうか?
私の右手は三角のカドをつくり、左手は側面と底辺を平らにしています。 ↑
これを同時に行いながら、手の中でカドを回転させています。
ご飯を手のひらに載せてから、およそ15秒で・・・
三角のおにぎりの完成です!
・・・たった15秒ですよ。ちょっと。
自分でもびっくり。
普段、当たり前にやってるけど、人間の手って、すごいよねぇ。
2分くらいで、これくらいできるので、料理としては大変簡単な料理です。 ↑
でも、炊き立てのご飯で作るおにぎりは最高に美味しい!
特におなかがすいたときは、何よりのご馳走です。
だから、すぐに誰かが食べてる。
お母さんはね、この後、海苔を巻こうと思ったのです。
おにぎりに欠かせないのは、海苔。 ↓
スシでお馴染みの食材ですね。
これを、おにぎりに巻くときは、いろんな方法がありますが、
私の場合は、こんな風に三角に切ります。 ↓
海苔の三角の頂点と、おにぎりの三角の頂点を逆にして包めば・・・
最小限の海苔で、オムスビ全体を包める、というわけ。
これは私が小さい頃、母に教わりました。
そう、私も自分の母親のオムスビを食べて大きくなったのです。
きっと、みんなそう。
だから、オムスビはお母さんを思い出す食べ物といえるでしょう。
なにせ手で直接作るのだから、知らない人の作ったおにぎりは食べられないという人もいます。
衛生的に信頼できない、という意味もあるし、
何か、理由はないけど、なんとなくいや、という人も多い。
(コンビニで売ってるおにぎりなどは、機械で作られています。)
ともかく、おにぎりはスシよりも、日本の心を表す食べ物。
ご飯に、ゴマ、昆布、鮭など、様々な具をあわせることで、味のバリエーションも広がります。
スシみたいに、海外でブレイクする日が来るかもしれませんね。
最後に、みなさんへお知らせです。
このブログは、2008年10月から毎週月曜日に更新してきましたが、
わたしがちょっと忙しくなってきたこともあり、毎週の更新が難しくなりました。
これからは、楽しい発見や面白い物を見つけた時、時間を見つけて更新していきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね!
それでは、またね~!!!! Miko