今日は、浜松駅の近くにある「浜松市楽器博物館」を紹介しましょう。
浜松は楽器メーカーのYAMAHAやKAWAI 発祥の地です。
「浜松市楽器博物館」は1995年に日本初の楽器博物館として開館し、
世界の楽器や音楽、そして文化を紹介しています。
私も大好きな場所で、
友達が浜松に遊びに来たら、ここに連れて行きます。
エントランスホール ↑
博物館は地下1階と地上1階の2階建てで、
アジアの楽器300点、アフリカの楽器60点、アメリカ大陸の楽器200点、
ヨーロッパの楽器300点など、たくさんの楽器が展示されています。
そして、うれしいことに、これらの楽器で演奏された音をヘッドセットで聴くことができます。
この試聴コーナーは至る所にあります。
楽器って、見ているだけでは魅力が伝わりませんが、
音を聴くと、その国の空気や匂いのようなものまで伝わってきます。
行ったこともないのに、不思議と懐かしいような・・・。
そんな魅力にひかれて、今まで知らなかった外国の楽器が大好きになることもあるのです。
さて、地下一階のピアノの展示スペースが、
私が最も好きなところ。
チェンバロ、クラヴィコード、オルガン、ピアノなどの鍵盤楽器が展示されています。
1700年代にパリで演奏されていたチェンバロや、
1900年代にニューヨークで演奏されていたピアノは、
音色だけでなく、調度品として美を追求した外観も素敵です。
楽器博物館では、一日数回、スタッフの方が特定の楽器について説明してくれて、
実際に生演奏してくれます。 この日は、1900年代にアメリカで使われていたピアノや、
パイプオルガンのお話を聞くことができました。
ちなみに、この楽器博物館では、週末の夜に、
クラシックやジャズ、民族音楽などの演奏会も開かれています。
それは1500円くらい払って見に行くのだけど、
普通のコンサートに比べて演奏者と観客の距離が近く、
楽器に関する知識も披露してくれるから面白いです。
世界には、ほかにも幾つか楽器博物館があるでしょう。
私は10年くらい前、
ブリュッセルの楽器博物館に行ったことがあります。
それぞれに所蔵する楽器の特徴がありますが、
浜松の楽器博物館ならでは、といえば、これでしょうか。 ↓
日本では明治時代に国産のオルガンを開発し、
その後、国産ピアノが誕生しました。
その舞台となったのが、ここ浜松なのです。
現在でも、YAMAHAのピアノなどが浜松で生産されています。
浜松での100年の楽器の歴史を知ることができる展示スペースには、
懐かしい「足踏み式のオルガン」やシンセサイザーなどが展示されています。
これは、↑↑ KORG(コルグ)の初期型シンセサイザー。
(コルグは東京のメーカーです)
1970年代に開発が始まったシンセサイザーは、多彩な音色を作ることができ、
この後、飛躍的に進化しました。
なんか、スイッチの形や色が懐かしい。
今となっては、この質感がカッコいい。
そしてこれは、↑↑ YAMAHAのグランドピアノ1950年製。
第二次世界大戦後、初めて作られた純国産グランドピアノ第一号です。
物のない時に・・・。 職人ダマシイを感じますな。
音楽ファンでなくても充分に楽しめる浜松楽器博物館。
観覧料は大人400円 です。
ぜひ訪れてみてはいかがですか?
みこさんへ
いろんな楽器を楽しめることができる博物館ですね。
ピアノに関しては、中国ではYAMAHAとKAWAIがよく見られます。日本では、この二つのブランドを買う人を一番多いと思いますが、日本人は、この二つのブランドに対して、どんな違うイメージがあるのでしょうか。
最近、ビアのは借りてみようかなと思ってる中ですが。
恩恵さん、
こんにちは。
恩恵さんの言うとおり、日本ではYAMAHAとKAWAIの
ピアノを持っている人が多いです。
日本ではピアノを個人の先生に習う子供も多いですが、
それと同じくらいピアノ教室で習う子供も多いです。
日本各地にはYAMAHAとKAWAIが主催する音楽教室があり、
その教室の生徒がピアノを買うと、
それぞれのメーカーのピアノになります。
普通の日本人にとって、ヤマハとカワイのピアノの差は、
ほとんど感じられません。
わたしは5歳からピアノを習っていました。
今でもピアノを弾くのが好きです。
恩恵さんもピアノを楽しんでくださいね。
miko