今年のお正月、夫が会社の人にこんなアドバイスをもらいました。
「君はもうすぐ厄年だから、初詣に行くなら法多山(はったさん)がいいよ。
あそこはとても立派なお寺だし、名物の団子がとてもおいしいから。」
mikoのブログを読んでくださってる方なら日本の伝統行事、初詣ではご存知でしょう。
(昨年もブログにしていますから、ぜひ読んでみてください。 → こちら
では、「厄年」って何でしょう?
厄とは災いのことです。
24歳、41歳、60歳などの年齢、さらにその前後3年は、
災いが身に降りかかりやすい時とされています。
昔、中国から伝わった古い思想なので、まったく気にしない日本人も多いですが、
最近は、「気」とか「パワースポット」とかも流行ってて、
若い人たちの間でも話題になることが増えてきました。
厄年が近づくと、厄が身に降りかからないように「厄払い」をします。
神社へお参りして神さまに守ってもらうのです。
そんなわけで、一番最初の会社の人の言葉の意味がわかっていただけましたか?
法多山って、
浜松市の隣の磐田市にあります。
この辺の人たちには有名だそうですが、広島出身の私たち夫婦は知りませんでした。
で、1月2日に初詣に行こうとしたんだけど、
何じゃこりゃ!!ってくらい車が混んでて、周辺は大渋滞。
もしかすると、ものすごく参拝客が多いお寺なのかもしれない・・・
と考えを改め、その日は引き返しました。
ようやく昨日になって法多山へ行きましたが、それでもすごい人でした。
上の写真のように、法多山というパワースポットの山に尊永寺(そんえいじ)というお寺があります。
西暦725年に当時の天皇によって建設されました。
これは、想像していた以上に立派なお寺です。
そして道のりが長い。
お参りを終えて帰ってくる人たちが、みんな袋をぶら下げてるんだけど、
あれ、何なんだろう・・・。
うわ、この階段・・・。
娘が「数えてみるね!」といって駆け上がっていきました。
240段あったそうです。 お疲れ。
階段を上がったところに本堂がありました。
本堂に入る前に、聖水で手を洗ったり、
下の写真のようなお香を焚いた煙で身を清めたりします。
本堂に上がって、手を合わせて参拝します。
これだけでも厄をよけることはできるとされていますが、
もっと本気で厄をよけたいなら、特別にお金を払ってお坊さんに祈ってもらいます。
子どもたちは、それぞれ小さなお守りを買いました。
小学校と幼稚園に行くカバンに入れておくそうです。
本堂から山を下りていく別の道で、 小さな洞穴をみつけました。
この洞穴はお坊さんが修行をする為の穴だそうです。
中は直径2メートルくらいのドーム。
静かで真っ暗です。
さらに歩いていくと、このお寺の名物の団子屋さんがありました。
ああ、このお団子をみんな買って帰ってたんだ。
「厄除けだんご」というこの団子は、5つの串に刺さった変わった形をしています。
買って帰ることもできるし、ここで食べることもできます。
一つ100円。だからこれで400円です。
海外の人は信じられないかもしれませんが、お茶はサービス。
甘さ控えめでとてもおいしかった!
たくさん歩いたから、こういうティータイムがなごむね~。