今日はお正月のおせち料理を紹介しましょう。
日本人の読者の方々には見慣れた内容になるでしょうが、ご勘弁ください。
例えば欧米のプライベートなクリスマスディナーを、
海外からの旅行者が見る機会がないのと同じで、
外国の人にしれみればきっと珍しい食卓だと思います。
日本人が一年で一番チカラを入れる伝統料理をぜひ紹介したいのです。
と言っても、この料理は私が作ったものではありません。
私の義理の母は料理上手で、毎年、お正月には伝統料理から創作料理まで、
様々なご馳走で私たちをもてなしてくれます。
今回、みんながテーブルにつく前に写真を撮りました。
まずは、日本人なら誰でも知っているお正月の伝統的な料理から紹介しましょう。
これは「数の子」。 ↑ ↑ ↑
ニシンの卵で、粒の数が多いことから子孫繁栄の意味が込められています。
私は数の子が大好き! でもお正月の時くらいしか売っていないので、
数の子を食べるとお正月だな~と思います。
黒い豆を甘く炊いたものですが、普通に炊くだけではこんなに黒くならないので、
鍋の中にサビた釘を入れて炊きます。
でも、今どきサビた釘なんてそこらへんに転がっていませんから、
お正月のために2~3本キープしておく人もいます。
マメという語呂合わせで「健康でマメに働けるように」という願いが込められています。
これは「田作り」。
かつて田畑の肥料として小魚をまいたことから「田作り」という名前がつきました。
農作物がたくさん実ることを願って食べます。
小さなイワシを甘辛いおしょうゆ味でコーティングし、ぽりぽりした食感。
義母は、「今年の田作りはクラッシュ・アーモンドも一緒にあえてみた」そうです。
このアレンジはかなり美味しかった。
栗とサツマイモをマッシュポテトみたいにした甘い料理です。
黄金色は金塊をイメージさせ、リッチになりたい!という願いを表します。
甘いもの好きな人に大人気。
お昆布の中に味付けした魚や野菜を巻いています。
昆布は日本料理に欠かせない材料ですが、お正月にも健康と長寿を願って食べます。
ミネラルも豊富で本当に健康的な料理。
ついでに、お気づきかもしれませんが、
これらのお正月料理は御重という四角い箱に入れて盛り付けます。
これは「棒だら」。
タラの身を乾燥させたものをいったん戻して味付けしたもの。
たぶん関西地方独特のおせち料理です。
このように、地方によって微妙にメニューが違うのも面白いのです。
またこれは、伝統的なおせち料理ではありませんが、
お義母さんが毎年つくるお正月の料理です。
ホタテの貝柱をベーコンで巻いてグリルしています。
伝統的なおせち料理ばかりでは飽きてしまうという若者のために、
ローストビーフやマリネなどの洋食を取り入れる家庭も多いです。
夫の実家では、毎年、このような杯(さかずき)でお屠蘇(おとそ)を飲みます。
いってみれば、これが食事の最初の乾杯。
日本酒を家族みんなで少しずつ飲んで新年を祝います。
私も子供の頃からお正月にはお祝いのお酒を小さなさかずきに一杯だけ飲んでいました。
ウワ~苦~いっ!!というのも非日常的なお正月だけの経験だったのです。
この写真を撮った後、みんなでおせち料理を食べながら話しました。
こんな料理を作るのは御母さんの代で終わりかもね、と。
私たちの世代でおせち料理を作る人はかなり少ないからです。
今どき、おせち料理は出来上がった物を買う人が多く、
また、おせち料理すらしない家も少なくありません。
物が豊富に溢れる現代で、お正月のご馳走自体、ありがたみがないのです。
20年後のお正月、
私の娘や息子が遠くから我が家に戻ってきて、
私はこんなおせち料理で迎えられるでしょうか?
ちょっと感慨にふけりながら、この写真を撮ったのでした。
みこさん、
こんばんは。
ああ、爽やかな空気、パリでは、天気がすばらしい戻って、地球の庭からの花出ます!
テーブルが非常にきれいで、食欲をそそるです!いつものように。
伝統的なおせち料理で私たちはさまざまな料理をたくさん食べて、また、黒豆」、「くりきんとん」と言う栗もよくが有ります、そですね!
戴きます、ご馳走さま、調子が悪い、はは!
なた合いましょう。
ジャンリュック
ジャン・リュックさん
おはようございます。
あなたは、おせち料理がすきですか?
おせち料理は健康的な料理です。
健康的な料理を作るのは手間がかかりますね。
あなたが目で楽しんでくれて、私はうれしいです!
パリはいいお天気ですね?
そして、バーゲンの季節ですね?
私も今、パリで買い物をしたいです!!
ではまたね。
miko
mikoさんの義理のお母さん、すごいね。
あまりのすごさに驚きました。
旦那さんが手作りで何でも作ってしまうのにも納得!
わかさん、
おはよう!そうなんですよ~。
お料理もすごいし、家事全般、ナイスなお母さんなのです。
夫が、ダシの繊細な味の違いがわかるのは、
お母さんのご飯を食べて育ったからだと思ってたら、
実は、漫画の「美味しんぼ」の成果だったらしい。
お正月休みに「美味しんぼ」全巻?を車で持って帰って、
今、私が読破しております。
またね~。