娘が通う幼稚園の夏祭りに行きました。
女の子も男の子も、みんな可愛らしい浴衣で来ていたので、いい写真が撮れました。
今回は日本の浴衣について書いてみようと思います。
浴衣は平安時代(およそ1000年前)、
数人で水浴びをする際、裸を隠すための衣装「ゆかたびら」が起源の服装です。
水に強く、乾きやすい麻や綿の布で作られていたため、
その後の時代になっても湯上りに着たり、寝巻きとして使われ続けました。
ですから、浴衣は現代でも正装ではありません。
また、湯上りのさっぱりした身体に羽織るのが美しく、
汗臭かったり(?)、お化粧が濃すぎるのはノットグッド。
あくまでも清潔感があって、さっぱりと着るのが粋なのです。
現代の日本では浴衣を着る機会は夏の盆踊りのお祭りくらい。
今回の幼稚園の夏祭りでも、子どもたちはここぞとばかりに色とりどりの浴衣で参上。
先生たちも、みんな浴衣を着てきました。
普段はTシャツにジーンズで走り回っている女の子も、
こうして浴衣を着ると、1000年前に戻ったような雰囲気をかもし出します。
やはり日本人は着物や浴衣のような伝統的な服装が似合うのですね。
男の子たちはというと、こんな感じ。 ↑ ↑ ↑
昔は男の子も女の子と同じデザインの浴衣を着ていましたが、
近ごろはより動きやすい「甚平」という着物が人気です。
甚平は上下が別になっていて、下は半ズボンになっています。
もともとは男性の作業着として使われていた和装でした。
幼稚園で習った盆踊りを踊る子どもたち。 ↑ ↑ ↑
大人の浴衣も子どもの浴衣も、夏には目に涼しくていいものです。
浴衣を着ている人が街を歩いていると、
それだけで街中がうきうきした感じになるし、夏だな~~と思えます。
そんなことから、夏にはテーマパークやレストランで、
「浴衣を着て来たら入場料無料。」とか、
「浴衣の人には生ビール無料。」といったサービスを設けて、
浴衣の人を呼び込むところが増えています。
着ている人も見ている人も夏気分が味わえる浴衣。
もし、夏に日本にくる予定があれば、ぜひ海外の皆さんもいかがですか?
イヌにまで浴衣を着せるって、これどう?