昭和という時代

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今日は、昭和という時代について考えてみたいと思います。

その前に確認しておきましょう。海外の皆様方。

日本には天皇がいます。

徳川家康などの将軍が支配する時代も、第二次大戦後にアメリカに支配された時代も、

日本の天皇制度は変わらず、太古の昔から受け継がれてきました。

(ただし、現代の多くの日本人は、

普段の生活で天皇の存在を意識する場面はほとんどありません。

この状態は、イギリスやデンマークなどの国と同じだと思います。)

 

さて、日本の場合、天皇ごとに時代の名前が変わります。

例えば今の天皇が即位してから「平成」という時代が始まりました。

その前は「昭和」その前は「大正」その前は「明治」でした。

 

例えば、履歴書なども、日本では、生年月日を書くときに、

西暦1971年生まれ。と書くときと昭和46年生まれと書くときがあります。

どっちでもいいのです。

おもしろいでしょ。

 

時代の名前ごとに、そこから伝わるイメージがあります。

例えば、私が生まれた昭和は、戦争の悲しいイメージと、

それに続く復興の「ど根性な」感じのイメージか?

アナログな電化製品のイメージもあります。

慎ましくもみんなで頑張った昭和は、その時代の空気を懐かしむ人も多く、

また、何不自由なく育った平成生まれの若者たちにとっても、

なんとなく人のぬくもりを感じるノスタルジックな時代として人気があります。

だから、ときどき「昭和を振り返る展覧会」みたいな催しが開催されるのです。

 

前置きが長くなりましたが、

要するに、私は先日、近くの博物館で開催された「昭和を振り返る展覧会」に行ってきたのです。

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展覧会といっても、それは子供向けのもので、

博物館が所蔵する当時の懐かしいオモチャで自由に遊ぶことができます。

子どもたちにはまったく違和感がなく、

気づくと、こんなふうにセッティングしていました。↓ ↓ ↓

日本人だね。

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これは、私が小さい頃に流行ったモンチッチという人形。↑ ↑ ↑

日本の玩具メーカーが1974年に発売したものですが、世界中で流行したそうです。

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これは「野球盤」というピンボール・ゲーム。

昭和時代は、だれもが野球を見ていました。

長島茂雄や王貞治などの選手が国民的スターでした。

このゲームは私の夫も持っていたそうですが、私は遊んだことがありません。

 

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これは「生き残りゲーム」。↑ ↑ ↑

この会場に来て、これを見た瞬間、一気に私の記憶がフラッシュバックし、

そうそう、これあった!これもってた!と大興奮してしまいました。

この会場では、実際に遊んでいいのですが、すっかりルールを忘れてしまった・・・。

 

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これは、「ちくたくバンバン」。 ↑ ↑ ↑

時計がレールの上を進むのですが、

行き止まりにならないように急いでレールを組み替えないといけません。

私が小学生のころ、このゲームのテレビコマーシャルがあって、

私はすごく欲しかったんだけど、買ってもらえなかった記憶がある。

 

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展示ルームの中には、博物館の人がお店の人になって昭和の駄菓子屋も再現されていました。

駄菓子屋とは、子どもが小銭を持ってお菓子を買いに行ける小さなお菓子屋さんで、

私が子供の頃にはすでに数が少なくなっていました。

今の50代、40代の人が懐かしい光景かなァ。

(上の写真は、駄菓子屋のクジ引きの様子です。)

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他にも、紙芝居屋さんの様子も再現して、子どもたちに見せてくれました。

紙芝居屋さんとは、第二次世界大戦後、

まだテレビの無い時代の子どもたちの唯一の娯楽で、大流行しました。

子どもたちの集まる広場へおじさんが自転車でやってきて、

こんな具合に面白おかしく紙芝居を見せてくれ、

いいところで「この続きはまた明日!明日も絶対くるんだよ!」といって帰ってゆくのです。

昭和といっても、私のお母さんたちの世代の話。

 

まとめ。

今回感じたこと。

子どもは、何時代だろうと、関係ない。

遊び、好奇心、素直な心で、どんな環境にも順応するのだ。

子どもたちは今を生きている!

ちくたくバンバンが懐かしい、とノスタルジックに昭和を語る自分が、

とても古ぼけて見えたのでした。

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コメント(4)

こんにちはみこさんとさきこさん! おげんきですか。


巴里にきのうくもりだったから、さむかったよね。


昭和という時代の70年 の玩具について, 私はおみやげをじゅっかいする。
私達の両親は林の玩具のきげんを知っている時、 私も造形の玩具のきげんを知っていました。


日本に「モンチッチ」という人形と言うフランスに「千ケ ア ボオ」でしまた。


みこ、私に紙芝居 の絵巻をかたりましょ!


では よい 週 を。 もうすぐ。
ジャン・リュック

ジャン・リュックさん
こんばんは。
日本は雨が降っています。
毎日、雨です。

モンチッチを知っていますか?
おもしろいです。
わたしは、小学生の時、
モンチッチの絵の筆箱を持っていました。
いま、再びモンチッチが流行しています。

紙芝居は、フランスにもありますか?
ではまたね。
miko

おげんきですか。

モンチッチを知っていますか?
,はい、「モンチッチ」か「千ケ ア ボオ」か フランスにありました。沢山のせいこう でした!
見てください。
http://www.planete-kiki.net/catalogue-express.php


紙芝居は、フランスにもありますか?
いいえ、ありません。
どうとうは10せいきに「バユェエ」のタピスリーをでした。
見てください。
http://blog.bnf.fr/lecteurs/index.php/2010/06/14/journee-detudes-sur-le-shuhanron-emaki/
http://encyclo.voila.fr/wiki/Tapisserie_de_Bayeux
紙芝居は漫画の祖先をですね!


近々に東京。またね。

ジャン・リュック

ジャン・リュックさん
おはようございます。
モンチッチとタピスリーのURLを見ました。
ありがとう。
紙芝居は日本(アジア?)の物ですね。
知りませんでした。
わたしは、パリの博物館で
一角獣のタピスリーを見ました。有名ですね。
とても美しかったです。
東京に行くのですか?
楽しんできたください。
またね、miko

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このページは、mikoが2010年6月21日 05:00に書いたブログ記事です。

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