浜松の歴史 その三

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2週に渡って、浜松の歴史をご案内してきました。

今回は江戸時代から近代をご紹介しましょう。

 

最初の写真は、浮世絵です。

江戸時代に大流行した浮世絵の「浮世」とは、

当時のニュアンスで「今っぽい」という意味で、

人気の役者や、憧れの観光地などが描かれています。

肉筆画もありますが、多くの浮世絵が版画で作られたため、

日本国内や海外にも多く出回りました。

画家ゴッホやモネも浮世絵のファンだったのは有名な話。

もしかすると、日本アニメの文化は、

すでにこの時から始まっていたのかもしれませんね。

 

rekisi 3-02.jpg江戸時代、日本は鎖国をしていました。

良いも悪いも、日本という小さな島の中で、

様々な文化が花開いたのですが、

世界規模で見てみると、

鎖国をしているわけにもいかない時代が

すぐそこに来ていたのです。

明治維新という改革によって、

将軍が治めた江戸時代を終え、

鎖国もやめることにしました。

 ←明治維新の頃の役人の服と、

 行政が変わったことを記す、様々なお触れ書き。

 

 

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農家の道具。

 

  

 

 

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はたおり。

農家の嫁が、

夜な夜な働いてたり

したんだろうな・・・

私にはできん。

 

 

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80年ほど前の家の中。

時計やラジオや電話など、

少しずつ近代化中。

 

 

 

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昔、庶民は「ちゃぶ台」という

テーブルを使っていました。

小さな丸いテーブルで、

ご飯を食べるときだけ出してきて、

それ以外のときは足をたたんで

隅の方へ立てかけておきます。

小さな机をみんなで囲むことから、

家族団らんのイメージがあり、

ちゃぶ台は今もひそかに人気。

 

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 食事の一例。

サンマという魚と、

ご飯に貝のお味噌汁。

真ん中のお皿は、

お母さん手作りの

ぬか漬けでしょうね。

あ、一人だけ

サンマが無い!

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昔の遊び道具も

展示していました。

ひも付きの赤い玉を

木槌のようなところに

乗せる「けん玉」。

 

 

 

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手前にあるのは、

ビー玉を使ったピンボールもどき。

板に釘を打って作っています。

私の子供たちはコレにはまって、

このあと、家で夫が同じような物を

作ってあげていました。 

 

 

 

さて、近代になって、浜松は産業で大きく発達します。

浜松だけでなく日本各地でそうなのですが、

綿や絹を紡ぐ紡績業が盛んになります。

人の手で紡ぐより何倍も効率が良い機械が開発され、

浜松には多くの工場ができました。

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機械化の技術は、

紡績だけでなく

様々な分野に広がりました。

浜松で次々に

新しい機械が開発されました。

 

 

 

 

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いま世界中で使われている

楽器メーカーYAMAHA やKAWAI 、

自動車のHONDAやSUZUKIなども、

これが出発点となっているのです。

 

 

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120年ほど前の、

浜松の楽器工場の写真。

当時は主にオルガンが、

ヨーロッパに輸出されて

いました。

 

 

 

いかがでしたか?

3回にわたって浜松の歴史を、急ぎ足で紹介しました。

皆さんの住む町には、どんな歴史がありますか?

 

 

新製品が続々登場!お買い物はアピスコーポレーションで 

 

 

コメント(6)

浮世絵です 日本版画の期間
フランスの画家を魅了日本の美術
Hamamatsu ミュージックシティ!!!最も近代的なピアノ.
KAWAIのピアノの奥華子として
Hamamatsu上原ひろみ の発祥の地 (偉大なピアニスト)
私はTOURSのライブ (城の地域 Chateaux de la Loire).
(城と同じ時間を内蔵して日本)
エキサイティングな !!!またね ありがとう Miko san !

先日まで読んでいた女流彫刻家カミーユ・クローデルの伝記にこんなことが記されていました。

師匠であり恋人であったロダンとの関係(彼には内縁の妻がいたのです)が破綻しだした時期に出会った作曲家ドビュッシーとカミーユは1889年パリ万国博覧会に訪れ北斎の浮世絵に魅了されるのです。万博で展示されていたということはそれ以前に既に浮世絵がパリでも認知されていたということなのでしょう。百年以上前の話です。

浮世絵がすごいなぁと思うのは大量生産を前提にしているという側面です。最近のニュースで知ったのですが、かなり保存状態の良い浮世絵の版木が発見され職人さんが手間ひまかけて多色刷りしてみると博物館に所有されているもの(つまりオフィシャルということでしょう?)にはなかった繊細な髪の毛のデザインが浮き出したそうです。驚きませんか?長くなって済みません。

長くなったついでにカミーユはラスト30年間精神病院に監禁されるのですが最後の最後光が照らし救われた気分になります。

Kinoko san こんにちは !
お祝いの言葉 あなたの知識
美術史 !!! 優しい
(私の娘の名前 'カミーユ-My-Linh')

Dominiqueさん、こんばんは。
あなたは上原ひろみを知っている。
その知識すばらしいですね。
あなたは音楽も好きですか?
Hamamathuにはたくさんの子供の音楽教室があります。
上原ひろみも6才からYAMAHAの音楽教室に行きました。
私の娘もPIANOを習っています。
私が教えています!!

Kinokoさん、どうも!
浮世絵は確かにステキですね。
あの色使いは、まさに粋のイメージです。
浮世絵の役者の目が寄り目なのは、
実際に歌舞伎で見得を切るときの役者の表情だそうですが、
あれって、演技の盛り上がりでハイになった状態を
表すそうで、目の寄り方も上手下手があるとか。
見る者を熱狂させる仕草だとしたら、
今のロックスターと共通するのかしらね。

Dominique さんへ

お褒め頂きありがとうございます。

カミーユについて何も知らなかった頃に部屋に彼女のポスターを貼っていた時期がありました。あの有名なポートレイトですが既に精神的なバランスは崩れていたのかもしれません。知らなかったとは言え無邪気なものです。アイルランドの作家ジェイムス・ジョイスのポスターを貼っていた時期もありました。バランスを崩した人たちに美しさを感じる時期だったのでしょう。

お嬢さんのお名前がカミーユとのこと。きっと才能あふれた美しい女性なんですね。



miko さんへ

さしずめ浮世絵は人気スターのブロマイドなのかもしれませんね。ジャニーズ、吉本芸人、アニメキャラなどが人気俳優より売れそうですね。

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このブログ記事について

このページは、mikoが2009年9月21日 07:00に書いたブログ記事です。

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