盆踊り大会に行ってきました。
夏には、日本各地で盆踊り大会が開かれます。
お盆とは祖先の霊を慰める祭りのことで、
村や町の人々が集まり、太鼓や笛や歌にあわせて踊るのです。
・・・ま、実際には、夏の宵にみんなが集まって楽しむだけの、
ラフな感じのフェスティバル。
どこの国でも同じでしょうが、子供連れの家族や、
おじいちゃんおばあちゃんたちの社交場となっています。
私も小さい頃行ったきりで20年近くご無沙汰でしたが、
実家の近くで開かれた盆踊り大会に子供を連れて行ってみることにしました。
夜7時ごろ。実家から歩いて5分ほどのところにある広い公園へ向かいます。
会場に近づくと、盆踊りの音楽が聞こえてきて、
もうすでにみんな踊っています。
広場の真ん中に置かれた塔の周りを、
ぐるぐる回りながら踊ります。
着物(正式には浴衣)を着た女性は、
踊りを習っている上級者たち。
輪の所々に上級者がいると、
みんなそれを真似て踊ることができます。
こちらは普通の女の子たち。
みんな上手に踊るので、
わたしは驚きました。
きっと前もって
練習してるんでしょうね。
わたしは全く踊れないのですが、なんか楽しそうなので輪に入ってみました。
不思議なことに、見よう見まねでも、なんとなくそれっぽく踊れるのです。
日本人のDNAだね~。
わが子二人も、浴衣姿で参加しました。
娘の浴衣はキティちゃんの模様。
息子は、着物屋さんで買った
日本の古典的な模様の甚平です。
娘の浴衣の3倍くらいの値段です。
日本の伝統的な色あいは、
とてもシックなのです。
盆踊り大会は、踊るだけでなく、
いろいろな見世物や、
夜店が開かれます。
これは、風船つり。
風船に輪ゴムが付いていて、
フックをつけた細い紙でつります。
風船は水に浮かべてあるので、
上手に輪ゴムに引っ掛けないと、
すぐに紙が濡れて切れてしまいます。
この盆踊り大会は、
町内会が企画しています。
だから夜店の店員は、
近所の老人会の面々。
こちらは、くじ。
くじを引いて、出た番号の
スーパーボールがもらえます。
さきほどの風船つりも、これも、
100円で2回チャレンジできます。
うちの子は、
ぜひコレがしたい!
といって、かなり真剣でした。
正直言って、
今の日本は物が溢れてて、
こんなオモチャなんか、
普段は見向きもしません。
でも、お祭りとなると、
昔も今も変わらず
熱中するものなんですね。
かなりいいクジを引いたみたい。
大きいボールを当てました。
今夜の思い出を閉じ込めたみたいに
キラキラ光ってるね。