これ、そろばん。
計算をするための道具です。
日本では、昔から「読み書きそろばん」といわれ、
読むこと、書くこと、そして、そろばんで計算できることが、
教育の基本とされてきました。
ただし、それは昔の話で、今は小学生の算数の時間に少し習うくらい。
個人的にそろばん教室に通わない限り、使いこなすことはできません。
そんなわけで、現代の日本では、そろばんを使える人の方が少数派。
そろばん自体、年々、生産が少なくなっています。
ところが!
このそろばんが、日本を飛び越えて、海外で注目されています。
アメリカやイギリス、タイやブラジルにもそろばん教室があり、
世界中でそろばんを習う子供が増えているそうです。
sorobanは、susiやorigamiなどと共に、国際的な言葉になりつつあります。
イギリスの辞典ウェブスターにもsorobanが掲載されているとか。
海外の皆様、聞いたことありますか?
そろばんは、500年ほど前に中国から日本に伝えられ、
その後、日本で、計算しやすいように改良されました。
最初の写真のように、左手でそろばんを持って、
右手の指で珠をはじいて計算します。
訓練が進めば、そろばんが無くても、頭の中で計算できるようになります。
私の友人の女性は、子供の頃にそろばんを習ったので、計算が得意。
大勢で食事に行って、会計するとき、
色々な経費を足して、人数分で割る、といった計算を暗算で即座に答えます。
そんな時、べんりー!!と思うのです。
ついでに、253648+5589416=?
みたいな適当な問題を出しても、これまた即座に答えるのがオモシロい。
まさに、歩くコンピュータなのです。
そろばんは、指先と頭を同時に使うため、
使い続ければ脳が活性化するといわれています。
私は、計算がヒジョーに苦手で、算数ダイキライ。
学生時代、ずいぶん苦労したから、
子供たちには「そろばん」を習わせようかな・・・。
ん? 今からでも遅くない? 私が習えって?!
← 関係ないけど・・・・
私の庭で咲いた花、
チューリップとスイセンです。
春って、いいですね。