さて、両親の住む実家へ帰ったお正月。
今回と次回は、そこでの典型的なお正月の風景をご紹介します。
私の実家は、平凡な家庭ですが、
両親がまだ元気ですし、人が集まることが好きなので、
毎年、料理や飾りつけなど、お正月の準備をきちんとしています。
どうぞ、日本人の家庭に招待された気分で見てみてください。
上の写真は、床の間の「いけばな」です。
私の母は、小さい頃から「いけばな」を習っていたので、
これくらいなら5分くらいで生けてしまいます。
でも、これは、上手にできなかったし、近所の市場で買った花だから、
写真に撮らないで!と冗談で言われました。
これは鏡餅。
木でできた台の上に、
紙をしき、
その上に飾ります。
日本は、木と紙の文化ですねー。
白いお餅は、
実家で作ったものです。
おもちの料理は、次回紹介します。
「いけばな」の中に入っていた花が、
庭にも植えてあります。
本当は、これは花ではなく葉。
「はぼたん」という植物です。
キャベツなどと同じ種類だと思う。
注)食べられませんけど。
私の母は、季節に応じて、玄関を飾るのが好きです。
お正月ということで、縁起の良いものが飾ってありました。
この数日前までクリスマス仕様だったんだけどね。
日本は、クリスマスから一気に和のお正月へと、
お店なんかも模様替えが大変なのです。
手前に置いてある飾りは、
「貝あわせ」といって、
平安時代(1000年以上前)から
日本に伝わる遊びです。
貝殻の内側に絵が描いてあって、
めくって同じ物を当てるという、
トランプのような遊び。
そして、おせち料理。
お正月に食べるおせち料理は、それぞれに意味があります。
普通は、こうしてお重に全部つめあせわて、食卓に並べます。
おせち料理には、すべて意味があります。
エビは、背中が曲がるほど長生きするという意味。
ここには写っていませんが、キャビアのような魚の子供は、子孫繁栄。
豆の料理は、「まめ」に暮らせるようにとの願い。
また、どれも2,3日ひもちがするので、
その間は女性も台所仕事をしなくてすむ、という利点もあります。
味付けは濃いめなので、日本食に親しんでいる外国人なら、
どれも大好き!かも。
この食卓に、おもちの料理が加われば、
お正月のご馳走、勢ぞろいです。
私は、お餅だいすき!
次週は、お餅の食べ方を紹介します。
皆さんのお正月やクリスマスの様子も、
教えてくださいね~!