近ごろ、わたしにはお気に入りの「たこ焼き屋さん」があります。
今日は、そのお店を紹介しながら、たこ焼きについて書いてみましょう。
海外でこのブログをご覧のみなさん、たこ焼きはご存知ですか?
日本のマンガやアニメによく登場するので、
食べたことはないけど知っているという人は多いかもしれません。
日本人にとってたこ焼きは、庶民的な食べ物。
食事というより「おやつ」に近い身近なもので、
大人にも子供にも人気があります。
アメリカならハンバーガー、フランスならクレープといった感じ?
関西発祥の食べ物ですが、今は日本中にたこ焼き店があります。
たこ焼きの形は丸くて、たいてい同じですが、
店の規模や値段、味はさまざまで、
私はいま、この店の「たこ焼き」が気に入っています。
とても気さくなおじさんが一人でやっている店。
売っているのは「たこ焼き」オンリーです。
たこ焼きは丸いくぼみのついた専用の鉄板で焼きます。
まず、小麦粉や水などで作った生地を流しこみ、次に小さく切ったタコや野菜を入れ、
半球が焼けたらピックのようなものでひっくり返します。
その時、上の写真より生地があふれた状態になり、
ひっくり返しながらそのあふれた部分を丸いくぼみに押し込んでいくと、
まん丸のゴルフボールような形になるのです。
日本では、たこ焼きを自分の家で作る人も多く、
たこ焼き専用の小さな鉄板を持っている人もいます。
ちなみに我が家にもあります!!
でも、案外まん丸に作るのは難しい。
でも、クルクルとピックで回しながら丸く作るのは楽しい!
そんなわけで、日本の若者の間では「自宅でたこ焼きパーティ」も人気があります。
ところで、店のおじさんは大の野球好き。
店の外にはたこ焼きが焼ける間待っていたり、
なんならそこで食べてもいいよ,というスペースがあって、
そこに野球場で使われていた看板やイスが置かれています。
オークションでゲットしたのだとか。
店のカウンターに、↓ こんなマークがあったので、ふと下を見ると、
ちょうどカウンターの下におじさんが木で作った台がありました。
親と一緒にたこ焼きを買いに来た子供は、たいてい焼くところを見たがるのですが、
背が低すぎて中が見えない・・・・。
そこで、やさしいおじさんが足場を作ったんだそうです。
「くつのシール」は、土足で上がっていいですよ、の意味。
日本人はこういう台を見ると、イスかもしれないので、
クツをはいたまま上がることをためらいます。
シールが無かったら多分わたしも、「ここに立っていいんですか?」
とおじさんに尋ねてから 子供を上がらせると思う。
とても日本人らしい感覚なのでしょうね。
本当に、この店のたこ焼きは美味しい!
1パック8個入りで300円です。
たこ焼きって、熱くて丸くて、一口でパクッと食べられるのがいい。
なんだかカワイイところが日本人の心をつかんでいるんじゃないかな~?